桑田真澄氏がオイシックスのチーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)に就任し、都内で会見を行いました。巨人軍での長年の貢献を経て、初めて他のNPB球団に携わることとなる桑田氏は、日本の野球界が危機的状況にあると指摘。中学生の競技人口が10年前から約6割減少しており、このままでは野球がマイナースポーツ化する可能性があると警鐘を鳴らしました。
新潟県での野球人口拡大に期待を寄せながら、オイシックスがファンに愛されるチームとなることを望んでいます。また、巨人退団後の充電期間を経ずに、新たな挑戦に全力を尽くす決意を表明しました。オイシックスでは首脳陣や選手を統括し、球団の基盤強化やチーム編成に尽力する考えです。

桑田真澄氏が指摘する野球界の危機は、現在の日本スポーツ界における大きな問題を浮き彫りにしています。競技人口の減少が示すように、日本の若者にとって野球は以前ほど魅力的でなくなっているのかもしれません。この根底には、教育や地域社会でのスポーツ支援体制の不十分さ、そして新しいスポーツ文化や選択肢の増加が影響していると考えられます。これを解決するためには、まず教育現場でのスポーツ指導体制を強化し、地域での野球クラブ活動を促進する必要があります。
また、野球そのものの魅力を再評価し、メディアやイベントを通じて若者に訴求する戦略が求められるでしょう。さらに、野球界全体での一貫した育成システムの再構築が急務です。桑田氏のオイシックスでの新たな挑戦が、こうした課題解決の一助となることを期待しますが、それには広範な協力と共通のビジョンが不可欠です。
ネットからのコメント
1、野球は昔から日本ではテレビ放送も多く、昭和の時代は遊びでも野球をやるような子供も多かったです。ただどんなスポーツも国内では人口も先細りしているわけだし、夏の猛暑は厳しく外に出られないわけだから、団体競技、かつ、屋外スポーツというのは、例えば少人数でもできるようなルールをメジャーにするとか、屋内環境をたくさん作って利用できるようにして、さらに有名なプレイヤーが露出して広めるとかしていかないと競技人口の維持は厳しいと感じますね。野球という競技レベルは上がっていて、大リーグでMVP出るような選手が日本から出るというのはとても素晴らしいことだと思うのですが、今のままだと「知名度は高いけどマイナースポーツ扱い」という感じになることは必至だと思います。
2、地元にプロ野球の球団がある所は別だけど、地方なんて野球に全く興味無い人が多く触れる機会すら無いですからね。昔みたいに巨人が全国的に人気がある訳では無いし、地方の野球と無縁な人達は応援する球団が無い。Jリーグは全国にチーム数が沢山あるから人気も分散してしまうんだけど、サッカーの競技人口を増やす事には貢献してますからね。地元にチームがあると、触れ合う機会は確実に増える。
3、そうだろうね。だから巨人の阿部慎之助みたいに罰走なんかやらせちゃダメなんだよ。昔は野球やりたい奴が多かったから、罰走やろうがパワハラやろうが、殴ろうが蹴ろうが使い捨てにしようがある程度なんとかなった。これからはそんなことをやったらすぐに辞めるどころか、最初から見向きもされないだろう。練習方法自体もただの根性主義から、少しでもうまくなるような合理的方法に変わってきている。その代表格が桑田氏なので、是非頑張ってほしい。
4、ホントに桑田氏の言う通りよね。日本など野球が盛んな国ってのは世界的にも限られるしね。ヨーロッパや中韓台以外のアジア諸国でも広まってる国はあるけど…。
サッカーやバスケット・ラグビーなどと比較したらやはり少ないのは否めない。やはり後発のサッカーのように、各都市にクラブチームがあって、統一した枠組みのなかで昇格・降格って方向にいかないと。野球だけ殿様商売・既得権益チームだけ潤うようなことをしてたら、桑田氏の言うように将来的に野球そのものが地盤沈下していくだろう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ec1f0bec3f089230ea5103c0982a5440b4d05fa4,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]