首都高速道路は12月24日に都内の本社で、2026年10月から実施予定の料金改定案を公表しました。改定内容では、普通車の場合、1kmあたりの料金が約3円値上げされ、現行の29.52円から32.472円になります。料金の下限は300円、上限は現行の55.0kmを維持するとされています。全車種での平均改定率は8.1%に達します。
特に「大口・多頻度割引の割引率拡充措置」は2031年まで継続される予定です。この値上げは、労務費や材料費の高騰、自然災害の影響などで増加した維持管理コストに対応するためと説明されています。年間約200億円の増収が見込まれますが、労務費増加分と相殺される見込みです。同社はパブリックコメントを募集した後、国交大臣の認可申請へと進む予定です。

この料金改定案には多くの顧客が不満を感じることが予想されます。まず、首都高速道路を日常的に利用する多くの市民にとって、約3円といえども料金の引き上げは経済的な負担です。この値上げは、公共の利益を損なうのではないかという疑念を抱かせます。制度の欠陥として考えられることは、予想されるコスト増加を利用者に一方的に転嫁する姿勢です。まず、利用者への透明性を高め、実際のコスト構造を公開することが必要です。
また、公的助成金の活用や経営効率化を図ることで、値上げを抑制する手段も求められます。さらには、サステイナブルなインフラ整備のために、公共交通機関との連携を強化し、費用負担の平準化を図ることも一案です。現状を維持するためと称して値上げが繰り返される背景には、運営の一元化に対する疑問があります。これを機に、より利用者目線の運営が進化することを期待したいものです。
ネットからのコメント
1、高速道路が作られ始めた1960年代、法律で建設費の借金を返し終わったら、その路線は無料開放する。つまり、首都高なども、借金を返済し終われば無料になる予定だった。ところが1972年に制度が変更され「全国プール制」が導入された。全国すべての高速道路の建設が終わり、借金をすべて返し終わったら無料にする、これにより、首都高だけ先に無料になることはなくなった。その後、借金が膨れ上がる全国プール制は公平性を高めた一方で、コスト意識が薄れ、道路4公団の借金は 約40兆円 にまで膨張。無料化どころではなくなった。首都高だけで考えればもともと“40年償還”で、返済は順調だった。
実際の償還ペースは44.1年相当であるのだから無料にするのは無理でも値上げはするべきではない。
2、どの高速道路にも言える事なんだけど渋滞回避や通行止で1度降りる際は再利用で同様の料金にして欲しい。ETCがあるから出来る様な気がするんだけど。個人的には八重洲線の廃止で江戸橋周辺が混みすぎてて、その辺り何とかして欲しい気持ちではあるけど下道走るよりは早いので首都高速には改善と期待をしております!
3、元々いずれは無料にしますって話は置いておいてもね。首都高の下請けで儲かってる会社があるのに元が儲かっていない。金が足りないというのは詭弁かな。収支を細かすぎるくらいに開示して、下請け業者の総入れ替えでもすれば、まともな経営になるかもね。だってねそうでしょ。呼んでも無い車が勝手に物凄い台数が使って入ってきた金を使うだけという経営ならば子供でもできるかも。お小遣い帳レベルの経営収支に思える、
4、1律値上げじゃなくて混雑時に値上げ、閑散時は値下げで価格を交通量で調整した方が良い。渋滞してたら高速じゃないから価格釣り上げて通行量を減らす様にした方がいいと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4877b8cc1702daaf17cc53a796000214c3a4a6d2,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]