SBI新生銀行は、SBIホールディングスの傘下として、17日に東京証券取引所の最上位プライム市場に再上場しました。発行された株式の初値は1株1586円で、売り出し価格の1450円を上回り、時価総額は約1兆4千億円となり、今年最大の上場規模を記録しました。これは2023年にスタンダード市場で上場を廃止して以来、約2年ぶりの再上場です。
午前の終値は1618円で、株主や関係者が参加した東証の式典で、川島克哉社長が記念の鐘を鳴らしました。SBI新生銀行はもともとバブル崩壊後に経営破綻した長銀を改組して発足し、2021年にSBIHDに子会社化されました。今年7月には未返済だった約2300億円の公的資金を完済し、上場申請に至っています。

この上場は、長年続いた公的資金の返済問題を解決し、新たなステップを踏み出したことを示しています。長銀の経営破綻から再生を遂げたこの銀行が、民間の力を利用して公的資金を完済したことは、経営の改革と金融システムの健全性を維持するための解決策のひとつです。しかしながら、公的資金の投入と返済途中の状況下で、再上場へのスピードが市場の透明性と公平性に影響を与える可能性は否定できません。より堅実で持続可能な経営を行うための施策としては、以下の点が挙げられます。
第一に、利益の短期的獲得に偏らない、持続可能な経営戦略の策定。第二に、リスク管理の強化と社会への説明責任を果たすために、透明性の高い経営情報の開示。第三に、株主や市場への影響を考慮した、慎重な資金調達と投資方針の採用。これらは長期的な視野での安定した経済環境を築くために欠かせない要素です。社会の期待や不安を超えて、持続可能な発展を目指すことこそ、金融機関としての真の価値です。

ネットからのコメント
1、今回の再上場は、長い紆余曲折を経てようやく一区切りがついたという印象です。公的資金を完済した上で市場に戻った点は、筋を通した対応として評価されると思います。一度上場を廃止しているだけに、今後は経営の透明性や安定性がより厳しく見られるはずです。高金利商品など話題性はありますが、持続的に信頼を積み重ねられるかが本当の勝負だと思います。
2、付き合いのある銀行です、ポテンシャルは以前から高かったがバブルの清算に時間が掛かっていたのは確かだ、親会社であるSBIから代表を出向させてもいたが事が動かない、なもんで完全子会社にした。SBIがそこまでして新生を立直したかったのはポテンシャルの高さ、外資系などの強みでしょうね、これからも伸び代のある銀行さんだ。
3、セブンイレブンで手数料無料で入出金出来るし振込手数料も無料なので15年以上利用しています。今では当たり前のネットバンクの対応も随分早かったです。20年くらい前に家を購入した際もハウスメーカーさんの前で数千万の振込処理を地方銀行の事務所で行ったので、当時は便利な世の中になったねぇとハウスメーカーも行員も驚いてました。SBI証券も利用していますが、頑張って欲しい会社です。
4、銀行は信頼が一番ですよね。名前がすぐに変わったり組む相手が変わったりすると使う側からするとまたかとなるので、安定的な運営をお願いしたいです。でも時代に即した新しい取り組みには期待しています。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/cb7c9dbc13c0a9cee4c305f9ce478fdcff0a39a5,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]