中国の王毅外相は、12日から16日にかけて中東のUAE、サウジアラビア、ヨルダンを歴訪し、日本が台湾問題に対して干渉していると批判しました。王毅氏は、日本の高市早苗首相の国会での発言を問題視し、台湾問題に関する歴史的および法的な背景を説明したと述べました。これに対し、中東3カ国は「一つの中国」原則に対する支持を表明しました。
王氏の発言は、中国のメディアを通じて、17日に報道されました。

この出来事に関して、以下のような批判型のコメントが考えられます。
中国の王毅外相による日本批判は、新たな国際対立の火種となりかねません。日本の指導者が台湾問題に関して意見を述べることは国際政治の正常な範囲内であり、中国側の「内政干渉」との批判は行き過ぎた反応です。台湾問題はその歴史的背景も含め、複雑で多国間の理解が求められる領域です。王毅氏の発言は、中国の立場を主張する場として有効かもしれませんが、対話を通じた平和的解決に背を向けるもので、対立の深化を招く危険性があります。解決策としては、まず国際的な対話の場を設け、中国と日本が共に意見交換を行うことが重要です。また、地域の安全保障については関係国が協力し、不必要な軍事的緊張を避けるようにすべきです。
さらに、異なる歴史認識や立場を尊重し合うことで、真の国際協調を追求する姿勢が求められるでしょう。国際社会が互いに歩み寄り、対話を重視することで、より安定した未来が築かれることを期待します。
ネットからのコメント
1、対中国の世論戦では先の大戦の時も辛酸をなめた教訓があります。世界へのアピールという点では質はともかく量的には圧倒的に向こうからの発信が多いです。事情を知りツッコミどころがわかっている方なら見極められるでしょうけど、発信の量だけで優劣を決める手合いもあるかと思います。改めて政府からの発信(アピール)を増やしてほしいと思います。
2、この程度を内政干渉というなら、日本の首相が日本の靖国神社という宗教施設に参拝に行くことを中国政府がつべこべいう事こそ内政干渉になると思うが。
3、中国はサンフランシスコ講和条約を認めないと主張している。日本はその際に台湾の領有権を放棄したが、それを認めないということは台湾は未だに日本に領有権があり、内政干渉ではないということ。
4、中国の歴史認識には、第二次世界大戦の実態と合わない部分が多い。
当時、日本と主に戦っていたのは中国共産党ではなく中華民国(国民党)であり、共産党の戦力は限定的だった。それにもかかわらず、現代の中国政府は自らを「主要な戦勝国」と位置づけている。実際には、大戦で消耗していた国民党に共産党がクーデターを起こし、日本統括後の台湾へ国民党が退避して政権を維持した。現在の中華人民共和国は1971年に中華民国の国連代表権を引き継いだだけで、当時から常任理事国だったわけではない。また、1972年の日中共同声明で日本が台湾問題に干渉しないとしたのも、「平和的解決」を前提としたものであり、武力による現状変更が起きた場合まで拘束される性質のものではない。中国が主張する「戦勝国としての正統性」は、事実関係と照らすと、道理から逸脱している点は押さえておくべきだ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/217e1a384a535e3852db662e1e32eb6b049e96c7,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]