日本航空（JAL）は、SNS上での航空券の転売や譲渡行為が横行していることを受け、搭乗時の本人確認を徹底すると発表しました。特に年末年始の航空需要の高まりを前に、12月16日に異例の呼びかけを行いました。LCCや格安航空券を対象に、イベント参加を目的としたチケット購入後、予定が変わって利用しない場合などで、SNSで取引が行われています。

JALは公式に、航空券名義と搭乗者が異なる場合は搭乗を拒否し、不正搭乗が発覚した際には違約金を請求するとしています。この措置により、安全で公正な航空券利用の促進を図っています。

こうした航空券の転売や譲渡の問題は、個別の事情が絡み合って複雑ですが、必要なのは制度そのものの改善です。航空券は原則として再販売や譲渡が禁じられており、購入後のキャンセルや払い戻しが容易でない現状が多くの問題を生んでいます。まず、購入時におけるキャンセルオプションを柔軟に設け、消費者が不本意な取引に陥らないようにする必要があります。次に、航空会社はより明確で親切な規約説明を提供し、消費者の誤解を防ぐ努力を怠るべきではありません。最後に、オンラインでのチケット譲渡を防ぐためには、技術的な検証プロセスを強化し、不正取引を未然に防ぐシステムを構築することが急務です。

これらの措置によって、消費者が不当な取引や罰金を避け、航空券の正当な利用が奨励される環境を作り出すことができます。航空業界全体が、安全と公正を維持しつつ、新しい消費者ニーズに適応することが求められています。

ネットからのコメント

1、他人の航空券で登場した場合に一番最悪なのはハイジャックが起きたりとか事故が起きた時ですね。搭乗券に記名がされている意味をちょっと考えればわかりそうなことだと思うけど。今の人は何でも簡単にネット等で換金することに慣れてしまっていて注意力がないと思います。

2、JALは転売や他人名義での搭乗を防ぐ目的でこういった広報をしているのだろうが..これでかえって他人名義で乗れることをアピールしてしまったかも。アメリカなどでは国内線でもPicture IDを示すのが当たり前で、そういう意味では日本の国内線のセキュリティチェックは甘い。新幹線も手荷物検査が無いし。日本人ばかりを対象に考えられた性善説に基づく安全管理も見直しの時代を迎えているように感じる。

3、飛行機事故の身元も大事だが。テロ対策があったはず。

もう２０年以上経ってるから忘れらたのかな。偽名で乗られハイジャックされて自爆されるのは困る。予定が変わるのはどうしようもないが素直に手数料払ってキャンセルを。ただLCC等でキャンセル不可も確かに有る。昔航空会社で安い給料で働いていた私が言いますが、安くチケット買えるのは人件費が安いから。安く買えた分はキャンセル不可を覚悟してもらいたい。ギリギリで飛ばしてますよ飛行機を。高いチケットはキャンセルできるはずだ。

4、国内線もパスポートが必要かもな。パスポートでなくても身分証明書の提示をカウンターで義務付ければなくなるよ。でない限りは転売は続くし、公に情報が行ってないものは判明しにくい。国内線は友達や親族による譲渡はふつうに起きてると思う。