日産自動車は10月16日、英国北東部サンダーランド工場で電気自動車「リーフ」の3代目の生産を始めることを発表しました。この決定に先立ち、日産は約900億円（4億5000万ポンド）を投資し、工場の刷新を行いました。経営難により、世界的に工場や人員削減を計画している一方で、英国最大生産拠点の将来に注目が集まっています。工場の生産には先進デジタル技術や自動化、高精度化が導入され、EVに対応する高効率で高品質な体制が構築されています。

この投資は、サンダーランド地域への強いコミットメントを示し、貿易相もその貢献を称賛しています。

日産の英国工場の刷新は、新しい時代の製造業におけるリーダーシップと技術革新の象徴と言えるでしょう。しかし、背後にある経営難が企業全体に影響を与えていることは否定できません。日産がここで注力したのは、産業の未来を支える重要な変革です。まず、日産の持続可能な経営計画を明確化することは必須です。そして、労働者の再教育やスキル向上を進めることが雇用の安定化、さらに地域社会との連携強化が次世代の産業基盤を支えることになるでしょう。最終的には、既存の産業モデルを革新しながら、効率性と品質に重点を置いた製造の未来を創造するのが日産の使命であり、我々の社会はこれを期待しています。

ネットからのコメント

1、なんだかEUではエンジン車の完全廃止の2035年を一旦棚上げにしたと思うんですけれど。

なんだか日産も頑張ってほしいとは思うけれど、イギリス日産でリーフの生産開始とか、なんだか日産本体の落ち込みを鑑みると、どうなんだろうなと思いますけれども。EVはそのまま継続するとして、もう少しエンジン車や、HV車の昔のように乗りたい、買いたい車を開発してリリースしてほしいと願います。でも、なかなかに難しいんでしょうね。なんだか本当に寂しいと思う。

2、今から２０年くらい前、自動車部品メーカーの人が、取引先の自動車メーカーの各社を評して、Ａ社は厳しいがしっかりしていて頼りになる、Ｂ社は一緒に色んなことが出来て一緒に仕事してて楽しい、Ｃ社は偉そうで、あいつらのために仕事する気がしない、と言ってたのを思い出した。所詮は個人の感想で、どの会社がどうだとかいう気はないが、こういうのって短期的には大したことじゃないかもしれないが、長い時間を経て開発力とか足元に効いてくるんじゃないかな。新型リーフ、がどれくらい新型なのかは分からないけど、日産が立ち直ってくれることを祈ってるよ。

3、台湾の自動車部品メーカー、ミンスグループが出資するSPCに横浜の本社ビルを売却して得たお金（９７０億円）をほぼ投じた格好となりますね。

「EUはエンジン車を２０３５年から完全販売禁止という方針を撤回した」という記事をつい最近見たような気がするんですが、いつまでに９００億円の投資を回収できるのでしょうね。日産は応援しているんですが、なんかタイミング悪いよなぁ、と思いました。

4、日産頑張れ。イギリスの※気候風土であればEVに適しているのでは？※イギリスの平均気温は年間を通じて穏やか　夏は20℃前後、冬は5℃前後が目安で、　日本ほど極端な暑さや寒さはありません