米国の動画配信大手「Netflix」が2023年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本独占放送権を獲得しました。17日に行われた報道各社との合同インタビューで、Netflixのコンテンツ・バイスプレジデントであるゲーブ・スピッツァー氏は、WBCを「究極の共有体験」にする意向を示しました。全47試合はライブ配信とオンデマンドで提供され、テレビの地上波での中継はなくなりますが、KDDIと協力し、auやUQユーザーに最大5カ月の無料視聴を提供するキャンペーンを開始します。
また、日本テレビをプロモーションパートナーに迎え、パブリックビューイングも企画。Netflixは、MLBとの放送権契約により2026年から2028年シーズンの試合配信も予定しています。今回の動きは、デジタルプラットフォームを通じて新たな視聴体験を提供し、野球の人気拡大を狙ったものです。

今回のNetflixによるWBC独占放送権の獲得は、一見すると既存の視聴環境を革新する試みだが、その背景には配信サービスの市場拡大への執着心が感じられる。地上波中継の廃止により、特定の視聴者層がスポーツ観戦の機会を失うリスクは見過ごせない問題だ。これは、特に高齢者層やインターネット環境に恵まれない地域に居住する人々への配慮が欠けていると言えよう。また、視聴料金やアクセス制限といった経済的・技術的負担も行き過ぎた商業主義への懸念材料である。
解決策として、地上波とオンライン配信の併用によるバランスのとれた視聴環境の提供、インターネット環境の整備と地域住民のデジタル教育の推進、視聴料金の柔軟な設定や公共財としてのスポーツコンテンツの再認識といった具体的方針を提案する。スポーツが本来持つ国民的な一体感と共有の場を再強調し、商業主義と公共性のバランスを追求することが本質的に求められている。
ネットからのコメント
1、もうスポーツも庶民が誰でも楽しめる娯楽では無くなっていくのですね。良いことなのかどうかはわかりませんが、私はauユーザーでもありませんし、そのために変更するつもりもありません。ウチはWBCを観ないことになりそうです。確かにウチの子どもも私が観ている日曜日のドジャース戦くらいしか観ないので大谷くんは知っている程度ですけど、そんなミーハーな世帯が家族みんなで観るからファンが増え、裾野が広がっていくものだと思っているのですが残念です。サッカーのW杯やオリンピックがそうならないことを祈ります。
2、WBCは興味あるが有料チャンネルを契約してまで見ようとは思わないな結果を Youtubeやニュースで知れば十分だから「見た?」「見てない」それで会話は広がらず終了しますが街頭テレビ1台を大勢で見て興奮を共有した時代は遠い昔共通の話題も減っていく時代だから仕方ないかな
3、サンテレビは神だね、試合開始から延長戦になってどんなに試合時間が長くなっても試合終了まで中継してくれるこんなテレビ局はない、今の阪神の人気を高めたのはサンテレビの力が大きい。WBCは結果だけわかればそれでいい
4、テレビはオワコンオワコンって言って、テレビを見なくなって広告の単価も下がり、スポンサーも減ったし、放映権料は高騰して民間もNHKすらも無理になってきてるし、もうそれでいいんじゃないかな。時代の流れ。なんでも見たいものにお金払って見るようになるだけだし、今回ネトフリが支払った放映権料に対してどれだけ加入者がいて、独占して見合うか見合わないかの話。見合わなければ次は買わないだろうし、他に買う会社がなければ価格も下がって、また地上波に戻ってくるはず。戻ってこないなら、もうそういう流れとしか。1ヶ月程の大会見るのに数千円なら別に払えるしね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7521d02848c1ccd8d321ed8f31434fdf2af469cc,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]