ビジュアル系バンド「グランギニョル」は12月10日から12日に沖縄・那覇市での公演を予定していましたが、宣伝に使用した画像が「ひめゆり学徒隊」の写真を加工したものであったため、大きな批判を浴びました。主にSNS上での抗議を受け、公演予定の12日にイベントを中止。バンドは翌日、意図について釈明しましたが、最終的に活動を終了することを公式Xで発表しました。
また、沖縄のひめゆり平和祈念資料館に直接謝罪を行い、「表現者としての認識が未熟だった」とのコメントを残しています。

この事件は表現者としての責務と史実への敬意を欠いた行動が波紋を呼びました。まず、沖縄の歴史、それに付随する感情を軽視したフェールは明らかです。彼らの主張するコンセプトが意図していなかったといっても、結果として多くの沖縄の人々を傷つけたことに変わりありません。本質的な問題は、歴史に対する無知とそれを表現に載せた無神経さにあります。まず、歴史的な素材を使用する際には、その素材の背後にある物語や感情を深く理解することが求められます。加えて、他者や被害を受けた人々への敬意を払っているか、どのように対話をし改善に努めているかを検証する制度が必要です。そして、誤った情報や不適切な表現に対する迅速な対応とその改善を求める声を上げることが、今後の類似した問題を未然に防ぐ助けとなります。
この問題は単なる誤解ではなく、多くの心に響く重要な教訓を提供しました。表現者としての成熟した判断力がなければ、その代償は計り知れないものになるというのが、痛快な結論です。
ネットからのコメント
1、事務所が作成した文面なのでしょうか。沖縄の方たちがどう思われるかが重要ではありますが、大人としての筋は通っているかなと思いました。企画モノの寄せ集めバンド。メンバーは音楽を愛するなら、表現するということにきちんと向き合って出直せばいいと思いますよ。若いんだし。
2、まあやったことはあまりに常識とかけ離れてはいるが事後の対応はまあ真摯と言えるとは感じる。ただ、ツアーとしてやる以上、この件に関わったのはバンドだけではないはず。事務所に所属していれば事務所、プロデューサー、プロモーターなどなど多くの人が関わっていて、誰も何も疑問に思わず進めてきたわけで。そっちの責任はどうなの?とは思ってしまう。
3、そもそも企画モノやから解散なり何なりは、普通のバンドより全然気軽にやれるんやろうけどさ。コレ、裏方どうなってるんかな?プロデューサーなりは何してたん?ホンマはそっちの方が責任取る事案かと思うが。
4、あ、やめるんだ。活動終了って、解散と違うの?メンバーそのままでバンド名変えるのかな?活動休止って数日前の記事だったから、またやるんだと思ってたけど、次やるならバンド名も、もうちょっと考えたほうがいいかも…「グランギニョール」ってアレですよ、有名なオカルト系の海外の見世物小屋とか小劇場とかの名前ですよね。バンドのコンセプトがそっち系なんだろうけど、実際に起きた悲劇的な史実を、しかもまだ被害者の遺族とか現在も実在してるのに、亡くなったであろう実際の人物の写真やら使った上にコスプレ(軍人や包帯グルグルの学徒さん)なんかしたら、人間性疑われるに決まってる。一番疑問なのは、周りにいたスタッフは誰も疑問視しなかったの?
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ba2995e32b6d59a0adf533bd48bb52ad46f3c0c2,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]