ファミリーマートは新たなビジネス戦略として、全国約5000店舗にクレーンゲームなどのゲーム機を設置する方針を発表しました。この動きは、コロナ禍による店内スペースの再利用を目的としており、店内の飲食スペースや書籍コーナーを縮小し、空いたスペースを活用しています。IP事業の強化も進めているファミリーマートは、現在一部の店舗で試験的に導入しているゲーム機の展開を大幅に拡大します。

また、アニメや漫画のキャラクターで装飾した「ラッピング店舗」の全国展開も予定しており、観光地や繁華街ではインバウンド需要、住宅地では親子連れの来店を期待しています。

この動きは、小売業界における新しい収益モデルの模索として注目されますが、現状の説明と異常感については深く掘り下げる必要があります。消費者のニーズが多様化する中で、ファミリーマートの挑戦は歓迎すべきですが、一方で、コンビニの本来の目的である迅速な日常の買い物の場がゲームセンター化する危険性もはらんでいます。制度の欠陥を挙げるなら、個々の店舗が地域の特性を無視して全店舗に一律の施策を導入することで、効率や地域密着型サービスの欠如が懸念されます。解決策としては、1) 各店舗ごとの客層に応じた柔軟なサービス展開、2) ゲーム機の導入による混雑を防ぐ店舗運営の工夫、3) 地域コミュニティとの協力による店舗内イベントの開催が考えられます。

価値観の対比を示すなら、消費者が求める日々の利便性と店舗側が追求する収益拡大の間で、共通の理解が必要です。これらが成り立つことで、ファミリーマートはゲーム設置を通じて新たな価値提供が可能となるでしょう。

ネットからのコメント

1、観光客が多いところとか、親子で利用されることが物凄く多い店なら需要はあるのかもしれないけど、そうじゃなければあんまり設置する意味はないんじゃないかな。それならもう少し棚のスペースを人がもう少し余裕ですれ違える程度にしたり、季節商品を置く棚を広く取ればいいと思う。

2、コンビニに何を求めるかだろうが、一般的な店舗では身近で必要な商品がいつでも揃っていればそれ以上の要望は少ないように思う24時間営業の店舗にゲーム機がおいてあれば若者のたまり場のようになり、特に女性などの客足が遠のくことも考えられる全店舗の1/３の5000店舗にも置く必要はなく、店を選んで進めることが戦略といえるのではないだろうか

3、ATMを他の人が使ってる時、妻が宅配便の発送をしている時といった待ち時間に、たまたま百円玉があったので、何回かファミマのクレーンゲームをしたことがあります。

暇つぶしにはなりましたが、そのスペースを使って日用品を増やすとか、地元のお菓子を並べるとかの方が個人的には嬉しいです。

4、すでにコンビニでUFOキャッチャーを導入されてる店舗も見かけますが、余計なことしてるな‥という印象。家電量販店もそうですが取れないゲーム機置かれて足が遠のきました。子供はおねだりしますが、親は課金しないと取れないことを知っているので親子の摩擦が起きやすくなります。子供にはその手のゲーム機は見せないに限る。