最近、一部の企業では忘年会費用を幹事が個人のクレジットカードで支払うことで発生するポイントの扱いが問題視されています。会社の経費として10万円を立て替え払いし、その際に個人カードに付与されるポイントを従業員が取得することは「横領」として扱われる可能性があり、トラブルを招くことがあります。法律的には刑法253条の業務上横領罪が該当する可能性がありますが、通常、明確な悪質性がない限り刑事事件になることは稀です。
企業規定でポイントは会社に帰属する旨が明記されていれば、規定違反として懲戒の対象となることもあります。企業内での明確なルール化が求められており、幹事は事前に確認を取り、ポイントの取得について誤解を避けるよう努めることが重要です。

この状況は単なる個人の不注意から発生する小さな問題に見えますが、企業の健全な経済活動を脅かす可能性のある制度的欠陥の一例です。まず、社内の経費精算ルールが不明確であることが問題の根底にあります。幹事を担当する社員は、個人カードの使用が適切か、さらにポイントが個人の利益となるかを事前に上司や経理部と確認する必要があります。経費精算ルールの明文化は社員と企業双方の利益を守ることにつながります。企業はさらに踏み込んで、法人カードの導入などが制度上の問題解決の手段として考えられます。
ポイント獲得が個人の利己的な行動に基づくものでない限り、社会全体の経済効率を高める方法として「経費立て替え」が社会にとって有益であることを再確認するべきです。
ネットからのコメント
1、なかなかしみったれたグレーな話ですね。あんまり光を当てたらアカン話でもあるかと。光が当たってしまって、厳密には「横領」の可能性もあるのでしょうけど、幹事さんって目には見えない出費とか制約や苦労もあって、それをポイントで「お疲れ様、ありがとうね」っていう感じかなーって思ってます。料理やお酒をまともに飲み食いできなかったり、曖昧な返事しての人がなんとか来てもらえる様に計らったり、お店と仲間の板挟みになったりして、ほんと大変なんですよ、幹事って。人数が多ければ多いほどとんでもない事が次から次へと起こるので、時間外労働もある。かといって、それを「残業」って名目にするのも反発あるから、僅かな「ポイント」くらいは目をつぶってあげるのが「人情」とか「潤滑油」って事なのかも。
2、会社から忘年会費用として10万円を現金支給されていれば、又は法人カードを渡されているなら、それを使わずに自分のカードで決済すればまずいけど、立て替え負担を強いているならポイントは別にいいんじゃないかと思う。
3、幹事って店の予約、社員への出欠確認、当日の集金等の段取り結構面倒です。であればポイントくらい良くね?って思います。飛行機出張でマイル貯めてるのと同じでは?と思います。ただ会社規定で経費精算の際は会社のカードを使うようになっていれば問題とは思いますが。
4、幹事がポイントもらうぐらいいいんじゃないかな?っていうのが個人的な考えかな。居酒屋やってますがたまに幹事でもないのに現金持ってきてないとか言ってまとめて決済しようとする人がいる。それで雰囲気悪くなってる団体を何回か見た。わずかなポイントのためにこの人は色々失ったなーと思って見てる笑仲良い少人数なら問題はなさそうだけど職場の宴会とかでは幹事以外はしないのが無難ですね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/0f47051dfff246e4c0a104321a7f89dbff1efddf,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]