一生に一度の買い物とされるマイホームに関して、SNSなどで寄せられた数多くの後悔の声が注目を集めています。代表例として、人気の「吹き抜け」構造に対し、「エアコンが効かない」「冬は寒すぎて電気代が高騰」などの温熱環境の不満が多く見られました。また、「料理のにおいが2階まで上がる」「足音や声が筒抜け」といった生活音や匂いの問題も指摘されています。
さらに、「ダイニングとトイレが近い」「洗面所の設計ミス」「コンセントの数不足」「水道代や草むしりの負担」など、設計段階での見落としが日常生活に大きな影響を及ぼしている実態が明らかになりました。
見た目や流行に流された家づくりが、日々の暮らしを不自由にする—この事実は、住宅業界と設計の在り方に根本的な問いを投げかけています。多くの失敗談が示すのは、「理想の家」が「快適な暮らし」とは限らないという矛盾です。問題の本質は、住む人の生活動線や家族構成を無視し、美観や流行に偏った設計がまかり通っている住宅設計の姿勢にあります。
ではどうすればいいのか。まず、①設計段階で生活シミュレーションを必須とする制度化。②施工業者と施主の間で“暮らしやすさ”に関するヒアリング項目を標準化。③SNSなどの実体験データを分析し、失敗事例を公開する「後悔データベース」の整備が必要です。
住宅は一過性の買い物ではなく、未来の生活そのものを形にするもの。見た目に惑わされる設計ではなく、日常に寄り添う設計が当たり前になる社会へ。住まいは“映える”ためでなく、“生きる”ためにあるのです。
ネットからのコメント
1、夫婦2人のときは職場に近いマンションに住み、子どもができたら2台分の駐車場と庭付きの2階建ての家を買い、子どもたちが巣立てば平屋に住み替え、老後は駅近のマンションへ。そういう暮らしをしてみたい(願望)まあ売買を前提とするなら、施主のこだわりを詰めこみすぎて他人にとって使い勝手の悪い家より、万人受けする建売住宅の方が私にとっては住みやすくて良いんだよね。建売の間取りにはちゃんと意味がある。
2、吹き抜けはマジで後悔。10LDKくらいの大きな家なら寝室やらの配置を考えれば問題ないかもしれないが、普通の家でやると音が抜けるレベルではなく、食器置く少しの音やらスマホの音は恐ろしいくらい聞こえる。子ども寝かせた後は音を立てないようにしているのでかなりストレス。開放感はあるかもしれないが、キリン飼うわけでもないし日々過ごしてりゃ別に特別な物でも何でもない。
吹き抜けじゃなく、もう一部屋作って私のトレーニング部屋作れたらどれだけ快適だったか…
3、家はやはり実用的で合理的なのが一番だよね。2回建てれば経験を活かせるから大抵は満足のいく家になるよね。吹き抜けは見た目だけで実際は寒いし暑いし部屋数は少なくなるしでかなり贅沢だし非効率だよね。コンセントやスイッチの位置は重要だよね。生活してみてわかる部分ではあるし家具の配置や動線が決まらないと定まらないよね。結局家は見た目よりも便利で生活しやすくて快適なのが一番なんだよね。
4、リビングのある2階から子供部屋のある3階を大きく吹き抜けにしたけど、子供部屋にリビングの声や音が丸聞こえらしくて、子供が受験の時にかなり気を遣いました。リビングから子供部屋のドアが見えるように吹き抜けにして、腰高の壁にせず、柵にしたのがまずかった。音を遮るものが無いし、空間が広いと結構響きます。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/259b6f6667079c2890cf6a539652f71829f3ddf3,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]