事件概要
2025年1月、広陵高校の硬式野球部で暴力事件が発生。加害生徒4人が1年生の被害生徒に対し、個別に暴力を振るったと報告された。具体的な行為として、胸を叩く、頬を叩く、腹部を押す、胸ぐらを掴むなどがあり、被害生徒は3月末に転校した。

広陵高校は事案を確認し、加害生徒4人に謝罪を受けさせた。学校は報告を高野連に提出し、該当部員は公式戦に出場できない指導を受けた。被害生徒の保護者は事実確認に誤りがあると指摘したが、新たな事実は確認されず。SNSでは追加の暴力情報が拡散されたが、学校側はそれを否定。今後、再発防止に努めると表明。

コメント
この事件が示すのは、暴力が深刻な問題であるということに尽きる。特に、スポーツを行う場での体罰や暴力行為が、指導や規律の一環とされる風潮が残っていることが問題だ。暴力行為が発覚した後、学校の対応が迅速であったとはいえ、その報告内容が一部で信頼を欠いたことは事実だ。こうした問題を解決するためには、まず学校と教育機関が透明性を持ち、事実を隠蔽することなく公表する必要がある。

また、暴力を防ぐために、スポーツの指導において、心身のケアや倫理的指導を強化することが求められる。根本的には、暴力行為を許さない文化を社会全体で築く必要がある。暴力を一切容認しない強いメッセージを発信し、再発防止に全力を注ぐべきだ。

ネットからのコメント

1、広陵のコメントからは、おかしな選手がいたので排除もしくは更生をはかったのか、学校側の監視不足で監視を強化したのか、学校側の体質の問題で体質改善をはかったのか、寮制度自体に問題があり改めたのか、何も分からず、ただ単に一生懸命頑張ってますと言われてます。被害者が転校を余儀なくされたのは事実ですし、活動を再開してよい状況にあるのか見えません。普通の学校であれば、学校の発展、経営の安定のために、受験生やその保護者に向けたメッセージを出すことが大切だと思いますが、野球部には違うルールでもあるのですかね。あと、イジメと暴行を受けた被害者に対するお詫びの言葉よりも、広陵高を守る警告文の方が、圧倒的に長いことに、学校、高野連、朝日新聞の黙って言うことを聞けという、高校野球ヒエラルキーの異常体質が垣間見えました。

2、転校すべきは加害者側でしょ。転校しないにしても退部くらいの制裁はするべき案件。対外試合がない時期に対外試合一ヵ月禁止なんて、事実上おとがめなしに等しい。ベンチ入りできるくらい野球の実力で有望だから学校が優遇しちゃったんだね。それでは被害者の親が許すわけもなく今の騒動になった次第だ。学校の対応が甲子園を優先した結果がこれ。

3、被害者が被害届を提出しているともSNSで見ました。学校も高野連もこのことには触れていませんけど。謝罪されてもなお転校せざるを得なかった状況では厳重注意だけで終わらせるような暴行事件ではないと思うのですが…複数人による暴行行為、被害者は転校となったのに厳重注意のみというのは従来の処分と比較しても高野連の対応も理解しがたいです。

4、新しい事実は無かった、というより新たな調査を（現時点で）行うつもりが無かった、ということなんだと思います。暴行のレベルがどこまでだったかは別として、「寮でカップラーメンを食べる」ことの方が「立場が上の人物が、複数人で身体的接触を伴う激しい叱責を行う」ことよりも重罪とされる校風は異常です。

タバコや酒は法には反していますが、被害者は居ないのに出場停止や辞退になった例がある。今回は法に反している上に、被害者が存在していて実害が出ていることを学校も認めているのにも関わらず、出場に対してお咎めなし。そして、内部に高野連の幹部が在籍している。これは明らかに公平性が保たれていない様に感じます。