赤沢亮正経済再生担当相は、9度目の渡米中の7日、米国商務省でラトニック商務長官とティム・クックCEOとの3ショットをSNSに投稿した。投稿には、関税交渉を担当するラトニック商務長官との親しさをアピールする内容が含まれている。しかし、トランプ関税を巡る日米交渉は現在、深刻な食い違いに直面しており、日本側が先月22日に合意した内容と米政府の認識が異なり、日本に対する関税が高くなる可能性が高まっている。

赤沢氏はラトニック氏に合意内容の実施を求め、自動車関税の引き下げを要請したが、反応は不明であり、訪米は今後、厳しい交渉に直面する可能性がある。

コメント：赤沢氏の投稿が話題となる中、進行中の関税交渉がどれだけ日本に不利な状況を生んでいるかが改めて明らかになった。ラトニック商務長官との親しい関係を強調する一方で、関税に関する重要な食い違いが表面化していることは看過できない。これは単なる表面的な交渉の問題にとどまらず、日米の信頼関係や経済戦略に関わる重大な問題である。日本政府は今後、より強い立場を取るべきであり、交渉における誤解を解消するために、さらに透明性と明確な合意形成を進める必要がある。従来の「合意」の解釈に依存するだけではなく、実際に関税の負担を軽減するための具体的な行動が求められる時期に来ている。

ネットからのコメント

1、先日発表された某自動車会社の4～6月期決算は、社長がトランプ関税の影響による赤字転落だと説明していました。自動車産業をはじめ、日本の多くの産業がトランプ関税により深刻な打撃を受けている中、「ラトちゃん」などという言動には、危機感や緊張感がまるで感じられません。国民の不安や苦境を理解しているとは到底思えず、こんな姿勢で日本経済を守れるのかと疑問に思います。もはや赤沢大臣や自民党に日本を任せるわけにはいきません。このような無責任な自民党政治は、一日も早く終わらせるべきです。

2、総理に然り、大臣って外交に行くと、他国の大臣との親密さを表したいようで「ファーストネームで呼び合う仲」みたいな事を言って肩を組んだ写真とかアップしたがるよね。正直なところ、そんなのどうでも良くて、日本にとってどれだけ有利な条件を外交で引き出せたかが重要なんだけどね。

3、ラトちゃんとか言ってる場合ではないだろう。しっかりとした共同文書がないと言ってたら、ただの米国、トランプの言いなり合意みたいな話になっていて、しっかりとした確認を怠った、この赤沢大臣の責任は重い。

当然、こんないい加減な交渉を任命した石破首相も大きな責任がある。

4、トランプは周りの人間を競争させて自分への忠誠心を計り、忠誠心がある者を厚遇する方法を取っていると本で読みました。そんな中で仕事をしている一人が、本当に日本の大臣に心を開くのでしょうか。大臣はやたらと親密さをアピールしていますが、相手側はそうやって見せて、トランプに気に入られる結果に持っていくパフォーマンスなのではないかと思ってしまいます。大臣が相手側を友達だと思って信頼して油断してたら、本当にトランプの言うとおりにしないといけなくなったみたいな結果が訪れそうで怖いです。