広陵高校の硬式野球部で発生した部内暴力事案が報じられた。2025年1月、1年生部員が複数の2年生から暴行を受け、学校はこの事案を受けて、日本高野連から「厳重注意」を受けた。だが、被害生徒は転校を余儀なくされ、SNSでは「処分が甘い」「説明責任が果たされていない」との声が高まった。さらに、広陵高校の大会出場辞退を求める意見も広がっている。

専門家によると、部活動での暴力行為には学校や指導者が法的責任を問われる可能性があり、適切な対応が求められる。

広陵高校の野球部内で発生した暴力事案は、単なる部活動内の問題にとどまらず、学校や教育制度全体の管理能力に対する重大な疑問を投げかけている。暴力が発覚した段階で、学校と指導者は即座に適切な対応を取るべきだった。しかし、処分は「厳重注意」にとどまり、被害生徒の転校を招いたにもかかわらず、学校側は大会への出場を継続させた。これは問題の深刻さに対する認識不足、あるいは「勝利至上主義」による影響だろう。

今後、再発防止には、まず学校側が生徒間での暴力行為を許さない強い意志を示し、暴力行為が起きた場合の処罰基準を明確にする必要がある。また、指導者には生徒の人間関係や集団づくりに対する責任を徹底的に教育し、指導方法を見直すことが求められる。

もし再発防止策が講じられなければ、社会的信頼を失うことは避けられないだろう。

ネットからのコメント

1、今回の高野連と広陵野球監督の責任は重い。被害者はもちろん選手達を守る行動判断をするべきだった。出場辞退しておけば選手達がSNSなどで非難されたり顔写真など拡散されたりとこんな事にはならなかった。監督や高野連は選手達の将来を本当に考えているのか？子供達の将来に責任を取れるのか？特に今回の出場を認めた高野連の判断は非常に重いと思う。

2、学校も強豪校だけに出場停止のような処分を避けるべく動いてしまったのだろう。高野連へ報告する事件の内容も当然矮小化してくるだろうし、処分も甘くなる。最優先すべきは被害者と保護者への謝罪と加害生徒の処分だったのでは。学校の対応に保護者も不信感が募り、納得できず今になって警察に被害届を出す事態になる。学校も初期対応を間違った。

3、昔からの伝統だったり、加害者は俺らはやられてきた事だからみたいな感じでまだ後輩にやってるんだろうね。それは間違ってるよ。幼稚園とか小学生の頃に「自分がやれて嫌な事はしないようにね」と教わってない？広陵高校に野球をする為に入ったのでは？後輩をイジメて楽しむ為ではないでしょ。

伝統という悪しき風習は無くすべき

4、加害者はもちろん高野連、学校、監督の責任は重い。報告して処分しているとは言っているがほとんどが加害者側の話ばかりだ。本来なら暴行事件として警察案件でもおかしくない。スポーツ庁は徹底的に暴力行為追放をさせなければならないのに動きもしない。結果今回のケースだけでなくあちこちで飲酒喫煙暴行隠蔽が起こる。そんな甲子園を続ける意味が果たしてあるのか？メディアも無理やり美談にして取り上げもしない。今一度立ち止まって教育の一環としての部活をしっかり考えたほうがいい