事件概要：2023年夏、記録的な猛暑と水不足により、新潟県南魚沼市の米農家が深刻な影響を受けた。農林水産省の小泉進次郎大臣は、8月3日に同市を訪れ、「必要があれば給水車も出す」と発言。しかし、農家からはこの発言が非現実的だとの声が上がっており、特に給水車の数が限られていることが指摘されている。例えば、自治体が保有する給水車は全国で1330台しかなく、米農家に必要な水を供給するには不十分であることが懸念されている。

水田は干上がり、稲の葉先が枯れ始め、農家は収穫に対する不安を抱えている。

コメント：政府の対応が現場のニーズに全く合っていない現実が浮き彫りになっている。小泉大臣の発言は、深刻な水不足に苦しむ農家たちにとって空回りしていると言わざるを得ない。給水車1台あたりの負担を想定し、それが全国の農家に行き渡るはずがないことは誰の目にも明らかだ。農業は単なる理論ではなく、現場での実践が求められる分野である。水不足への対策として、まずは十分な数の給水車を確保し、農家に直接支援を行うことが不可欠だ。さらに、長期的には気候変動への適応策として、スマート農業の普及や、土地の保水力向上などの技術的アプローチも急務である。今こそ、空疎な発言を超えて、実効性のある施策を迅速に実行すべきだ。

ネットからのコメント

1、小泉大臣が農業や稲作の素人だとか、給水車が足りないのは分かりますが、では何をすればよいのでしょうか？その案があるのならば是非大臣や農水省にぶつけるべきです。単なる批判や「そんなの無理」という予想ならば誰にでもできます。プロとしての農家ならば、是非具体的な提案をお願いしたいです。

2、雨量の少ないことは誰のせいでもなく。逆に効果的な対策があるなら教えてほしいよね。栃木で稲作している知合い農家さん達は給水車じゃ足りないけどないより、マシと言ってたよ。田んぼをひび割れ防止用に、との話。

3、今日、明日でまとまった雨が降るでしょうから、水不足の懸念は少しは解消されるのではと思います。今度は違う問題が出てくるかもしれませんけどね。給水車云々は出来ることは何でもする。という意味なのでは、揚げ足を取ってどうこう言わなくてもと思います。実際にやるときに出来なかったなら批判するで良いと思いますけどね。

4、それでも、何もしないよりはした方がいい。全ての田んぼに行き届かなくとも。天候ばかりはどうにもならない。それより、米の需要と供給を大きく見誤ってた事に関しては本気で見直して本気で対策してほしい。

それでなくても農家は後継者問題などで存続するのが大変な状況。安心して作物を育てられるように取り組んでほしい。個人的には、天候も相まって、昨年以上にお米が手に入らないのではという不安が大きくなっている。ある程度お米が高くなるのは仕方ないにしても、どんなにお金を出しても手に入らないという状況だけは避けたいもの。そこに多額の予算をかけてでも。いよいよ、議員はそんなに要らない、そこを削らないとという状況だよ。国民にしたら。