【事件概要】
令和7年1月22日、広島県の広陵高等学校寄宿舎「清風寮」で、硬式野球部員の間に暴力事案が発生。被害生徒Aに対して、加害生徒B~Eの4名が個別に胸を叩く、頬を叩く、腹部を押す、胸ぐらを掴むなどの暴行を加えた。学校は同日中に広島県高野連へ一報し、2月14日に報告書を提出。
加害生徒は謝罪したが、被害生徒は3月末に転校。SNSでの情報と学校報告に差異が指摘されたが、学校側は「新たな事実はない」と表明。高野連は8月6日、「甲子園出場に変更なし」との判断を発表した。
【コメント】
加害生徒による複数回の暴行、そして被害者の転校――これが「厳重注意」で終わる現行制度に、違和感を覚えない方がおかしい。暴力行為が事実として存在し、被害者は環境を変えざるを得なかったにも関わらず、加害側の属するチームは何事もなかったかのように全国大会へ進む。この構図に、学校と高野連が守っているのは誰か、明白ではないか。
本質的な問題は、加害行為に対する処分があまりにも軽く、再発防止への具体策が曖昧な点にある。学校と高野連の「報告と確認」で終わらせる姿勢は、真相の追及や被害者救済の意思に欠ける。
再発防止には、①第三者による調査委員会の設置、②暴力事案に対する処分基準の明文化と厳格化、③被害者の声を届ける制度設計の三点が急務だ。暴力を許す環境が、勝利主義の裏に温存されてはならない。競技の場に立つ資格とは、実力だけでなく、人間性が問われるべきである。
ネットからのコメント
1、三池工(福岡)は部員の部内のいじめにより24年1月16日から3月15日の2カ月の対外試合禁止。日野(東京)は部員のいじめにより、24年1月20日から4月19日まで3カ月の対外試合禁止。2年生6人による1年生19人への悪質な部内いじめがあった済美高(愛媛)に、8月9日から来年8月8日まで1年間の対外試合禁止処分を科した。1年間は対外試合禁止処分としては最も長い期間で、来春センバツはもちろん、来夏の甲子園出場も絶望となった高野連さん、日野、三井工業、済美と広陵は何が違うんでしょう???方や最大1年対外試合禁止。方や厳重注意。甲子園の常連で既に対戦カードも決まってるからですか?マジメに報告したチームがバカを見てますが?
2、被害者保護者は虚偽報告しないで欲しい保護者会開かず 監督からの謝罪もなかったと述べています これは事実。広陵高校が高野連への報告した内容と 被害者側が訴えている内容が かなり違うのに高野連は 被害者側とは話さず、広陵高校側の報告内容だけで 決めてしまうのか?またその処分決定後は一切の情報を遮断してしまうのか?被害者保護者のリアルタイムの日記などもあきらかになっています 報告内容との違いを高野連もわかっているはず。まずは甲子園終わってからにしようと言う話し合いがされてるかのような対応に見えます被害者がいる以上は 大人は逃げずに誠実に対応してあげて欲しいです。また、誹謗中傷と 指摘、クレームは 違いますよ
3、広陵高校は被害者元部員や親御さんに、寄り添わずにいるし、報告書にも、被害者元部員と加害者部員での大きな食い違いがあるのに、それも明記をするのが当たり前なのにせずに、加害者部員の話を優先をしている。上級生による集団暴力事件であり、被害者元部員が転校を余儀なくされたなら、これは、重大案件になり、高野連ばかりじゃなくて、保護者説明会、広島県にも報告をして、原則は第三者委員会を立ち上げることになるのに、保護者説明会、第三者委員会の立ち上げをしていない加害者部員の処分も、1ヵ月の試合出場停止は対外試合禁止期間中になり、完全に処分とは名ばかりになるそして上級生による一方的な集団暴力に対して、意味の無い処分は余りにも軽すぎると言える上級生による一方的な集団暴力を公表もされない厳重注意は今の時代には有り得ないこの事件後も、現在も広島県高野連副会長に広陵高校長が続けているのも大きな問題と言える
4、そもそもSNSの誹謗中傷を生み出している原因が高野連の対応が公正さに欠けているからでは?今まで散々、不祥事に対して厳しい処置を行なってきたのに今回は…だから不満が残る。野球の審判同様に基準が曖昧な事が良くない。時代錯誤的に一部生徒の不祥事でも連帯責任を取らせていたのに、今回は監督とコーチが隠蔽した可能性もあるんだから、やはり出場可能とした判断に不公平さは残るだろう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/15abc08da06243f1ca6ed0859a543ef95b9cdca6,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]