農林中央金庫は2025年4月6日、2025年4-6月期(第1四半期)の決算を発表し、純損益が583億円の黒字に転換したと報告した。前年同期は4127億円の赤字だった。外国債券の売却処理を完了し、収支が改善された結果、7四半期ぶりの黒字転換となった。過去の赤字は、米国の利上げに伴う外貨調達コストの急増による収益性悪化が原因であり、これにより低利回りの米欧国債の売却を余儀なくされた。
今後の見通しとして、2026年3月期には純損益が300億円から700億円程度の黒字を見込んでおり、順調な滑り出しを見せている。6月末時点での保有債券の評価損は減少し、投資の分散を進める中で、証券化商品への投資を増加させている。
農林中央金庫の決算結果は、過去の苦境から立ち直る力強さを示しています。しかし、外債投資の依存度が高く、米国の利上げが引き起こした収益性悪化の影響を受けてきた経緯を忘れてはならない。この問題に対処するため、農林中金は新たな収益源の分散に力を入れていますが、依然としてリスクの高い投資構造を抱えています。まず、外貨調達コストの管理を徹底し、米国の金利動向に過度に依存しない運営体制を構築するべきです。また、債券や株式以外の安定した収益源をさらに開拓し、リスクヘッジ策を強化する必要があります。
金融市場の変動に柔軟に対応するためには、今後も投資戦略の見直しと調整が求められるでしょう。
ネットからのコメント
1、農林中金はJAを通じて農家から集めたお金を投資に使って何兆円も失ってしまい、お金がないからもっと集めろといって農家とJAを疲弊させた。もともと農林中金がなんのためにあったかというと日本の農業振興のためだったはず。それがもうできないなら解散したほうがいい。
2、NISAもそうですが、外国に投資するお金があれば、日本に投資して、日本の成長に繋げた方が良いと思います。同じ運用損でも、日本に投資しして損が出たのと、外国に投資して損するのでは意味が違って来ると思います。ましてや運用益が出るのであれば、日本に投資した結果利益が出るというのが最高の状態だと思います。日本のお金が外国に投資されて利益が出るって、ある意味で成長しているのは外国ですから、長期的に日本に利するのは何か考えた方が良いと思います。
3、農林中金が黒字転換 25年4-6月期ここもそうだが、農協関係を外資、特にアメリカ資本に売っぱらおうと虎視眈々と狙っている人間には気を付けよう特にジュニアの動向には要注意だぞあり得んだろうが日本のトップになんぞなられたら、日本の優良資産・資源・法人は、ハゲタカ共に安く買い叩かれ、郵政事業民営化の二の舞で、数百兆円規模の資産が行方知れずに再びなるかもしれんぞ
4、この穴埋めがコメ高騰だと勘繰ってしまうだって見事に連動しているからねぇ本来なら生産者の農家に渡る資金まで着服している疑いを持ってしまう
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d6f7190346e9e50c6c42c096375325cc4a551d81,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]