事件概要
2025年8月6日、金融庁は、大手保険代理店FPパートナーとその関連会社ネクステージに対し、業務改善命令を出したと発表。FPパートナーは、便宜供与の見返りとして特定の保険会社の商品を優先的に顧客に推奨した疑いがあり、これは保険業法に違反するとされた。

金融庁は、同社において顧客に適切な商品選択の機会が阻害される可能性が高いと指摘。さらに、便宜供与を受けた8社にも報告徴求命令が出された。

コメント
不正な販売行為が多くの消費者に不利益をもたらす中で、このような業務改善命令は遅すぎたと感じざるを得ません。保険の代理店は本来、顧客に最適な商品を提供することが求められていますが、利益相反を引き起こすような便宜供与が行われている現状は看過できません。複数の選択肢を提供し、顧客の意向に沿った提案を行うべきなのに、特定の商品を優先することで信頼性が損なわれたことは重大です。

このような問題を防ぐために、いくつかの改善策が必要です。まず、金融庁はより厳格な監視体制を整備し、代理店が顧客に不適切なアドバイスを提供しないように監督を強化するべきです。

次に、代理店に対して不正が発覚した場合には即座に厳しい罰則を科すことが不可欠です。また、保険業界全体で透明性を高めるための取り組みが必要です。顧客の信頼を取り戻すためには、これらの不正行為を排除し、健全な市場環境を作り上げる必要があります。

ネットからのコメント

1、中古自動車市場ってディーラーを除く大手はヤバいとこばかりでしょう。安さに目が眩んで素人が手を出すのは危険すぎる。ネクステージやグッドスピードやウィカーズやGアフターで車を買うくらいだったら、少し高くてもいいから保証のある新車や認定中古車を買うわ、絶対に。

2、まぁそうでしょうねと思いました。世の中お金ですよ。スポンサーからの見返りが大きいところを勧めるのは、仕事形態からして当たり前です。家を購入する際に保険も含めてFPに相談しましたが、勧めてくる保険よりも自分がすでに加入している保険のほうが条件がいいのではないか？との質問に言葉を濁してました。結局保険の見直しはしなかったです。ある程度自分で保険会社から資料を取り寄せるなどして比較検討するほうが納得行く保険に入れるような気がします。

3、全く中立的ではない保険代理店への相談は、いいカモになりに行くようなものです。ショッピングモールなどへ出店し積極的な営業をしていますが、手数料が高い商品を売りつけることが主眼であり営業コストを賄えるだけの高い手数料を献上することになります。改善命令は貴重な一歩ですが、我々消費者がこのような代理店を回避することが何よりも重要となります。ただ、今回改善命令を受けていない業者が良いというわけではないのでやはり自分で情報を入手しネット等での申し込みが一番ということになるでしょうか

4、【株式会社FPパートナーに対する行政処分について】（関東財務局）　また、当社は、保険会社からの便宜供与の実績に重点を置いて推奨商品の選定を行っている。この点について、社外監査役から定性評価だけでは恣意的と捉えられかねない旨の指摘を受けていたにもかかわらず、少なくとも1年超にわたり具体的な対応を行っていない。　こうした中、今回検査において、顧客の意向に合致しない商品を勧められたとする苦情や、顧客意向と異なる商品（収入保障のみを希望している顧客に変額保険を提案するなど）を推奨している事例が認められた。

また、医療保障を希望している顧客に対し、同保障に対応した推奨商品のうち特定の保険商品のみを提案している事例が多数存在し、合理的な理由なく特定の保険会社を偏重して推奨していることが強く疑われる実態が認められる。保険会社から便宜を受けて、特定の保険商品ばかり提案…全然顧客ファーストではないね。