母親のお腹の中で被爆した「胎内被爆者」たちは、被爆体験の継承活動を続けています。彼らは、母親が広島で受けた原爆の影響を受けたことが原因で生まれた被爆者であり、直接被爆した記憶はないものの、長年その痛みを胸に抱えてきました。広島市で行われた会合では、胎内被爆者たちが集まり、反核・平和の願いを共有しました。高齢化が進む中で、残された時間を有意義に過ごすため、彼らは未来の世代に核兵器の恐ろしさと戦争の悲惨さを伝えることを使命として活動を続けています。
現在、胎内被爆者は全国で約6400人おり、その数は減少し続けています。
胎内被爆者たちが繋いできた思いは、単なる過去の悲しみではなく、未来に向けた強い願いを込めたものです。戦争と核のない平和な世界を次世代に引き継ぐため、活動を続ける姿勢には胸を打たれます。高齢化が進む中で、この思いを受け継いでいく責任があると感じます。核兵器のない世界を実現するための継続的な努力と、被爆者たちの証言を未来に繋げることが、今の私たちの役割であると言えるでしょう。
ネットからのコメント
1、戦争を経験した人がみるみる亡くなっていっている。昔ならおじいちゃんおばあちゃんに聞けば、戦争の話はたくさん聞けた。でも今は、戦争そのものを経験した、軍として戦ったという人はかなり少ない。じゃあ戦争をしていいのか、となれば絶対にしてはいけないし、したくない。戦争を経験した人、さまざまな形で影響を受けた人の話も大事。と、同時に、今の戦争を知らない世代が今後、戦争を起こさないようにするためにはどうしたらよいか、そこを考える時代になっている。
2、広島の原爆のニュースが流れると亡くなった親父を思い出します。親父のいた呉の海軍工廠の部隊半分が樺太へ転戦する事になり親父から半分が樺太へ行き、残った半分の人達は原爆投下直後の広島に救助に入り大半が被爆で亡くなりました。
いつも、人の運命は分からないとことあるごとに聞かされました。戦争の事は余り多く語りませんでしたが、何故かこの話しを何度も聞かされました。きっと戦争の無情さを常々思っていたのではないかと自分も年を経て思う様になりました。
3、被爆者の方は大変です。一言付け加えると、被爆者の方も左翼の方とそうで無い方に分かれます。後者の方には日本も戦争当時に核武装があれば落とされて被害に遭わずに済んだ、核武装の必要性を訴える方もとても多いです。議論を進める必要がある、キレイ事ではない。
4、だいぶ状況が変わってきた。84歳の方の被爆体験に涙が出たが、考えてみると当時4歳。もうそろそろ生きた情報は語られなくなるかもしれない。ここ数年は本当に貴重な年月になりそうです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/456c359446a03d6ef3628a1bec308f5fe24e5616,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]