息子が夏のボーナスと貯蓄を合わせた120万円で奨学金を一括返済した事例。日本学生支援機構の貸与型奨学金には無利子の第一種と有利子の第二種があり、第一種は一括返済しても総額は変わらず返済期間のみ短縮される。一方、第二種は利子分の支払いが不要になるため総返済額が減る。本件では一括返済により、今後の負担を軽減し、返済を早期に終える効果があるとされる。
奨学金制度は進学支援として不可欠だが、返済方式の理解不足や情報不足が、若者の経済的判断を難しくしている現状は深刻だ。特に有利子の第二種を利用する学生が、利息総額や返済シミュレーションを十分に把握できないまま社会に出るのは制度設計の不親切さを示している。改善策として、①進学前に返済総額と利息試算の義務化、②所得連動型返済や繰上返済の効果を可視化するオンラインツール提供、③金融教育を義務化し、社会に出る前に判断力を育成することが必要だ。学びを支援する制度が、若者の将来を静かに圧迫する構造のままでは、真の教育投資とは言えない。
ネットからのコメント
1、借金って心の重荷になりますよ私も住宅ローン繰り上げするか投資するかずいぶん迷いましたが、確実な住宅ローン繰り上げ返済を最優先しました。投資は下落があり、確実とはいえません住宅ローンが終わり、抵当権外した時は本当に清々しく、肩の荷がおりました住宅ローンがある時は毎月の家計の収支に一喜一憂していましたが、借金が終わったら体が軽く、自分らしく生き生きと生活できています借金はお金だけでなく、心の自由も奪うものだと思います息子さんは若いのに、そういうことが分かる素晴らしい方だし、借りたものをきっちり返せる誠実な方だと感じました
2、賢いか賢くないかと言ったら奨学金に限らず借りたものをどう返すのかということを考えた上での一括を選択しただけのこと。返せる余力があるのなら返した方が良い。
借りたものをしっかりと返さなきゃいけないという認識があった上での返済だと思うので賢いというよりしっかりと将来を見据えて何が正解なのか答えを自ら決断しているという点ではこの相談している親より賢いと言える。
3、つい先日も目にした記事ですが、今や結婚相手の「奨学金の有無」は重要な判断材料とのことです。一気に全額返金した息子さんの意図はわかりませんが、「借金」をきちんと返済したことは素晴らしいことです。買いたいものなど他に使い道もあっただろうに。。。ぜひとも褒めてあげてほしいなと個人的に思います。
4、有利子か無利子かは別にして、借金を持つことはさまざまに精神的な負担になるものです。返済をするとその精神的な負担を減らすことができます。一方で手元の現金が少なくなります。それは「節約」という意識がうまれ、無駄な出費が無くなる効果があります。一方で不測の出費に対応できないことになります。その為に借金をするんのでは元も子ありません。ここは割り切って、不測の出費は「親に借金」ができるかを考えておくと良いと思います。
あくまでも不測の出費だけです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d256e553d9e0651a3009ae86cfdd4639c5700e66,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]