京王電鉄バスグループは2024年度から完全キャッシュレスバスの実証運行を開始しました。対象路線は「調布駅南口~味の素スタジアム」などで、現金取り扱いを廃止し、キャッシュレス決済に特化した運行を実施。国土交通省の実証実験に参加し、業務の効率化と維持管理費用の削減を目的としています。利用者アンケートでは64.8%が導入を支持し、好評を得ています。
この取り組みは沿線地域の店舗にもキャッシュレス対応を促進し、地域全体がキャッシュレスタウンへと変貌する可能性を秘めています。

キャッシュレス化は、ユーザー体験を向上させ、企業運営を効率化する新たな旅立ちと言えます。京王電鉄バスの動きは、手間と費用の削減だけでなく、時代の潮流に乗る決断です。しかし、キャッシュレス化には注意が必要です。まず、バス運行のインフラが整っていない地域では、高齢者やデジタル弱者のアクセスの確保が急務となります。次に、技術の標準化による混乱の防止とサイバーセキュリティ対策を強化すべきです。さらに、キャッシュレス文化を推進するための公共教育も重要です。キャッシュレスバスの導入は、進化の象徴である一方、人々がその恩恵を享受できるように配慮する必要があります。この動向は行き過ぎた利便性への警鐘とも捉えられ、全ての人に公平な交通手段を再考する契機となるべきです。
ネットからのコメント
1、大手タクシー会社でもキャッシュレス化が進んでいます。しかし、先日、駅から乗ったタクシーがキャッシュレスに対応していなくて運転手が「すみません」と謝っていました。運転手曰く、理由は、中小タクシー会社だと・キャッシュレスの初期設備投資が重荷となり・キャッシュレスの手数料が毎回引かれることも会社の経営に重荷となるからとのことでした。中小タクシー会社では自動配車アプリも設備投資が重くて導入出来ない所が多いのでどうしても「駅付け」となるとのことでした。
2、バスは現金収受に時間がかかり発車が遅れる、という致命的な課題がありました。運賃収受箱の問題のほかにも、現金決済にはいろいろな問題を抱えています。キャッシュレス決済によるメリットが非常に大きいのがバスになります。運営者側はもちろん、スムーズな運行を通じて乗客にも大きなメリットがあります。京王だけにとどまらず、すべての事業者に対して義務付けるくらいでよいかと思います。お年寄りなどがかわいそうという意見がありますが、バスに乗るときにまごまごする心理的負担を考えれば、タッチ決済のカードの方がお年寄りにとってもはるかに便利です。
nanacoの導入の真の狙いは、若者よりもお年寄りに財布から毎回お金を取り出す手間を最小限にすることにあったことを忘れてはなりません。
3、京王バスでなく京都の市バスの写真なのはともかく、時代の流れですね。いよいよ国内の企業も現金のほうが儲からないと判断しているのでしょうね。災害時など現金でないと証明できないこともあるけど、海外だとキャッシュの方がキャッシュレスより信用されていないという事実。日本は比較的高度な技術を現金に加えているので偽装は少ないのだろうけど。お年寄りがという意見も聞くが、実際にいわゆる主たるお年寄りも戦後産まれが多くなってきており、大正、戦前戦中産まれ世代は減ってきているので、一定の理解は得られるのではないかと思います。
4、高齢者ですがキャッシュレス乗車は便利で簡単で小銭を一々出さないから歓迎ですな。最近、夫婦で3泊4日の旅行へ出掛けた際に、モバイルSuicaというのを設定し電車や市電、バスなどで使ってみたけど。。実にスムーズで良かった。一々切符買ったり、料金箱の前でモタモタしなくて済むのが気に入った。
ただ、新幹線だけは座席指定で希望の席を取りたかったのと同じ場所の往復切符を買うと10%引きだったから切符を購入したけどね。但し、金を使い過ぎない様にクレカとは繋げなかった。プリペイド方式だけでの使用。 残高が不足なら駅でも何処でもチャージ出来るんで問題無し。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/be1a3f61fa3a5f459ce6b62229f5dcd0c14b7704,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]