2025年12月、福岡県久留米市で水谷修さんが市販薬の乱用の危険性について講演を行った。市販の風邪薬や咳止めが多量に摂取されることで、ヘロインや覚醒剤の使用と同等の危険を持つことを指摘した。風邪薬にはコデイン、咳止めにはエフェドリンが含まれており、30〜40錠の乱用により脳に修復不能なダメージを与える。さらに、両薬を同時に使用することによってスピードボールという非常に危険な状態を作り出し、多くの命を失う結果となる。
彼はまた、新たな脅威としてフェンタニルを挙げ、日本への流入を警告した。水谷さんは、最初に薬物に手を出す人に「ノー」と言える勇気の重要性を強調した。

この講演の内容から考えるべきは、いかに我々の生活の中で普通に利用されている市販薬が、使用方法を誤ることで社会問題に発展する可能性を持っているかです。水谷修さんが強調するように、現在の市販薬の販売規制や教育に関して、何らかの改善が必要です。この問題の本質は、薬物の危険性に対する認知の欠如と、上述した市販薬の簡易なアクセス性にあります。まず、市販薬の販売に関する法律を見直し、年齢制限や購入数の制限を設けることが急務です。また、学校教育の中に薬物の危険性について詳細な教育を組み込み、若者が正しい知識を得る機会を増やすべきです。さらに、メディアを通じて市販薬乱用の危機を広範に知らせるキャンペーンを展開することで、社会全体の認知を促進できます。
我々の社会には、健康を守るためのツールが既にあるはずです。これを活用し、より安全な未来を築くためには、今こそ行動を起こすべきです。薬物乱用の悲劇を防ぐためには、一人ひとりの意識改革が必要です。
ネットからのコメント
1、薬物は知らずに乱用するのではなく、乱用すれば脳も身体も壊れると理解しながらしているのが大半だと思います。知らないなら知らせる事で防げるでしょうが、知ってやるのは防ぎようがありません。もはやある種の自傷行為と言えるでしょう。根本的な解決を考えるには、自傷行為に至らない人格形成をすること。それには親や周囲の愛が欠かせないでしょう。親や周囲の誰からも愛される事の無い人たちをどうすれば救えるのか。本当に難しい問題だと思います。
2、フェンタニルの国内流入をトランプのせいにするのは違うよ。徹底的に取り締まってるんだから。日本も見習ってトップが徹底的に取り締まり力を入れなけばいけない。日本の取り締まりはまだまだ甘い。
3、薬物に手を染めてしまった子供たちのことを本気で考え、その上で行動に移している水谷先生の行動力と使命感には敬意を表したいです。
ただその上で、ひとつだけ、反対意見を述べさせていただくとすれば、フェンタニル問題、本当に悪いのは作っている中国です。アメリカは、自国を守るために徹底的の取り締まったことは、当たり前というかむしろやって当然のことで、日本も自国をを守るために徹底的に薬物を取り締まるべきという意見がもし出たら間違いなく先生も同意するはずです。本当に水谷先生がそのように言ったのかも疑問ですし、それをそのまま書いてしまうマスコミもセンスが悪すぎです。
4、「かぜ薬30〜40錠飲めばヘロイン1回分」ここまで具体的に記述してしまうのも危險かと。彼らたちは生きることを放棄したのだから、「あ、風邪薬でもこんなにやばいのか、やめよう!」とは絶対に思わない。逆に興味を持って手を出してしまうリスクのほうが高いのでは。ちなみに、市販薬のODの治療はヘロインや覚醒剤よりも困難である。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b02ffd262c8ede33ce4b270700975487453fd8e6,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]