長野日大高校は、アイドル活動をプロの視点で育成する「アイドル部」を来年度から設立予定で、講師としてLDHグループのダンススクールの専門家が関与します。この取り組みは、他の高校でも実施されており、学業とアイドル活動の両立が求められる中、学生たちは積極的にアプローチしています。しかし、活動には誹謗中傷やストーカー被害など、メンタル面を含めたリスクも存在します。

元アイドル経験者たちは、学校における安全管理の重要性を強調し、これが不十分であれば全国的な撤退もあり得ると警告しています。また、アイドル部はプロ入り前の貴重な「判断期間」としての価値を持つとされ、不安定な業界に飛び込む前に成熟した環境での経験の重要性が指摘されています。

アイドル部の増加は、一見素晴らしい機会の提供に見えますが、その裏には重大な問題が潜んでいます。まず、青少年が公開の場で活動することによる安全管理の欠如が挙げられます。露出が多くなるほど、誹謗中傷やストーカー行為のリスクは増加し、時に精神的な傷を負うことにも繋がるのです。また、これが教育機関である以上、ガバナンスの欠如が問われる場面も多いでしょう。解決策として、学校は常時専門スタッフを配置し、生徒の安全を常に監督することが求められます。

さらに、オンラインでの誹謗中傷を監視し、迅速に対応できるシステムを導入すること。そして最後に、アイドル部のプログラム自身を再評価し、より健康的で安全な環境を構築する必要があります。この問題を見るにつれ、安易に魅力的な側面のみで判断されるべきではなく、子供たちの未来を消耗することなく、より安全な育成環境を提供することが教育機関の責任であると再認識すべきです。

ネットからのコメント

1、学校は、学問を学ぶ施設だと思います。学校には、公的補助金が生徒数に応じて出ていると思います。

アイドルが社会貢献に役立つかもしれませんが、むしろ、芸能プロダクションの収入源になっているように、感じられます。高校野球なども、部活動なのに、過度な学校からの予算が、つぎ込まれている様に感じられます。専門学校ならぎりぎり認められますが、文科省は、もう少し明確な境界を示して学校に指導して欲しいと思います。

2、所詮地下アイドルの域を出ないからね　クラブ活動なのに勘違いを引き起こす可能性は排除できてない　クラブの部員もそれを囲む人達も　危ういようにしか見えないんだが・・・部員の異性関係や不祥事は下手したら退学処分になることだってあるだろうし　学校が分かっている以上部員の情報も簡単に入手できるだろう　事故が起きてからでは遅いけど　事故が起きるまでは危機管理が真剣でないような気がしてならない

3、理念は良いかもしれないが、ストーカーや民度の低いファンがつかないことを願いたい。実際、地下アイドルをつけ回したり、先日のアイドル殺傷未遂の様な事例もある訳だし。仮にトラブルが起きたら学校側はどの様に対応するのだろうか。

少なくとも、トラブルが起こってからでは遅い場合が大半だし、部員やご家族もリスクを承知の上で相当な覚悟を要すると思う。

4、目的を明確にしておかないと、必ずどこかで問題が起きる。みんなでアイドルを活動を頑張る為なのか、アイドル活動で地域活動に貢献する為なのか、プロのアイドルを目指す為に経験を積む為なのかなどなど。ダンス部でもなく合唱部でもなくチアリーダー部でもない、アイドルでなければならない理由が明確にある必要がある。しかし、記事のようなプロを目指す為に外部講師を招くというのは、それ部活じゃなくてスクールに通えばいいんじゃないの？という気がする。アイドルであり、部活である必要性は絶対に考えておかなければならない。