今回の事件では、衛生福利部食品薬物管理署が日本から輸入された生のイチゴ3ロットの水際検査で不合格と発表しました。日時は30日で、場所は台湾です。検査結果では、シフルメトフェン2.9ppm、インドキサカルブ0.07ppm、ニテンピラム0.03ppmが検出されました。台湾での基準値を超えるこれらの殺虫剤の検出が問題視されました。
同署は例年11月から翌年5月まで、日本のイチゴに対する検査の抜き取り比率を100%にしており、今月22日までに検査した158ロットのうち、3.8%が不合格となりました。今回の不合格品は合計18ロットで、他にも日本のミカンやメロン、乾燥ワカメが規定違反品として発表されました。不合格品は全量が積み戻しまたは廃棄処分されます。

この事件は、食品安全の管理体制について疑問を投げかけています。日本からの輸入品において残留農薬の問題が浮き彫りとなり、台湾の基準値を超えていることが発覚しました。このような規定違反が続けば、消費者の信頼を損なうことは避けられません。問題の本質は、輸入食品の検査体制と日本国内での農薬使用管理にあります。台湾の食品薬物管理署は検査強化をしていますが、日本側の管理体制も再考が必要です。
解決策として、第一に日本国内の農薬使用基準の見直しと統一、第二に国際的な基準に基づいたより透明性の高い管理システムの構築、第三に輸出企業への徹底した教育と指導が挙げられます。消費者の生命と健康を守るために、国際的な協力を強化し、安全な食品供給システムの構築が急務と言えるでしょう。
ネットからのコメント
1、我々日本の国民は普通にスーパーやJA、フルーツ店で購入したこれらのフルーツを生産者や販売店を信頼し、何の疑いも持たずに食べているが、こんな記事を見ると日本国民が食べているフルーツや野菜類は本当に大丈夫なのか、とても心配になる。この記事が真実ならば何処の生産者が販売した物なのか、また同じ物が日本国内で販売されているのかを調査して報道すべきだし、最終販売店としてこれらの検査体制がどの様になっているのかも知らせるべきだと思います
2、日本は見た目の良さに拘って農薬使い過ぎる傾向がある。以前から日本の産物は農薬検査で何度も台湾から不合格になってるのに今だに改善されないのが理解出来ない。見た目より安心安全が何より大事なのに。
3、いちごはいろんな病気があるので病気が出ないようにたくさん農薬を使うそうで、それを知ってからうちではプランターで無農薬無化学肥料で育てています。育てるのはそんなに難しくないですが過去に植え替えせずに連作していたいちご苗に病気が出て様子を見てたら他の苗もダメになり土ごと全て破棄したことがあります。その時に病気によっては全廃棄になるリスクがあるからいちご農家では様々な化学農薬に頼ることになるのかと納得しました。農薬使用の基準が他の国に比べてかなり緩いので出荷用に減農薬にするそうですが日本の大きくて形がよく揃った柔らかく甘いいちごを量産するのだから農薬は多いですよね。
4、日本人には日本の農産物に対して絶対的に信頼する安全神話がある。わざわざ農薬の多いものを輸出するのではなく、むしろ100%検査されることを承知で輸出しているわけで、事前検査したりしているはず。なので、無検査で日本に流通してる果物、輸入品よりもやばいと疑うには十分な理由があることを、この記事が教えてくれている。よく考えてみると、日本が世界有数の農薬使用大国であることからして、残留農薬が問題にならないことのほうが不自然といえる。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5a743c9f642e3f60fe7407d2413b2740dbedf7ff,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]