今年6月、歌舞伎役者中村児太郎が妻に対して凄まじいDVを行っていたと「週刊新潮」が報じた。児太郎はタクシー内で口論から髪をつかみ、馬乗りになって暴行し、顔面骨骨折や頚椎捻挫を負わせた。事件後、児太郎は父と謝罪に訪れ、暴力を振るわない誓約書を交わしたが、その後も暴力が続き、昨年12月に妻は家を去った。さらに、約束された500万円の支払いも未達であり、児太郎は「心から反省している」としているが、妻は告発に踏み切った。

この事件は社会が抱える深刻な問題を浮き彫りにしている。まず、家庭内暴力は被害者に甚大な身体的・精神的苦痛を与えるが、特に有名人の場合、権力や影響力によって隠蔽されがちであるという異常な状況に直面している。この問題の本質は、暴力に対する社会的許容が存在すること、そして加害者が責任を回避するために制度や誓約を悪用する可能性である。対抗策として、家庭内暴力に対する厳格な法的対応、加害者への厳罰化、そして被害者の声を安全に上げられる環境構築が不可欠である。文化の名門に属する者といえども、その社会的地位は暴力の免罪符にはならない。歌舞伎の名声が影響を与えるのではなく、責任ある行動と品位こそが求められるべきだ。

ネットからのコメント

1、週刊誌に告発するより先に弁護士に相談して警察に告訴すれば。顔が腫れ上がるほどの暴行は殺人未遂が適応できるのでは。

2、「国宝」なんの関係もない。アクセス稼ぎなのか知らないけど、絡めるのやめて欲しい。

3、500万さえ支払われれば良いの？金じゃないだろ？事ここに至ってなぜ法に訴えない？正義を求めるなら法に委ねては？嫁が大ケガして　ひと月も知らん顔の婚家って言うのも　なかなか…歌舞伎って嫁の役割も大きいと聞くがここのお嫁さんは婚家やタニマチ？とのお付き合いは無かったということか？何やってももみ消してもらえるのが当たり前の小さな世界で守られて育った人達はやることがエグい

4、歌舞伎役者の妻などになるものではないよ、という警告記事のようなもの。加害者を生み出すストレスフルな構造が間違いなくあると思う。