15日午後、長崎県北松浦郡小値賀町で70代の全盲男性が海中に沈んでいるのが見つかり、その後死亡が確認されました。白杖は男性の近くにありました。通りがかった漁協職員が岸壁から約2メートルの海中に沈んでいる男性を発見し、消防に通報しました。男性は搬送先の病院で死亡が確認されました。事故現場近くではガードレールが途切れている場所がありますが、男性がどこから入水したかは不明です。
警察は事件事故の両面を視野に捜査を進めています。

この悲劇は、視覚障害者の安全対策がまだ十分でない現状を痛感させます。通行の安全を守るべき場所で、誰でも危険にさらされる可能性がある状況を許すわけにはいきません。まず、ガードレールの途切れた箇所の改修や視覚障害者向けの安全標識の設置が急務です。さらに、地域コミュニティによる定期的な見回りや警察と連携した安全体制の強化が求められます。制度の欠陥を無視することは、犠牲者への二重の悲劇となるでしょう。我々は、これを契機に安全対策の再考を迫られているのです。視覚障害者も安心して歩くことができる社会の構築は、私たちの最優先課題です。
ネットからのコメント
1、人間誰しもふらっと出かけたりしたくなるし、海とか行きたくなったりする人いるもんね。目が見えなくても音は聞こえてるし、匂いもする。
慣れてれば少しの遠出くらいできるようになりますから。事故なら凄く悲しい。真冬の海なんてすぐに意識を失うレベルだろうけど、それでも寒かっただろうし苦しかっただろうに。どうか経緯を解明してあげて欲しい。
2、長崎出身です。小値賀には仕事で10回以上行っています。お金持ちがとか見かけた人が声をかけないのかとかいろいろ言われてますが小値賀は離島で2000人くらいしか住んでません。都会の人からしたら信じられないかもしれないけど、10分歩いて誰ともすれ違わない、車も通らないとか普通にあります。事件か事故か判断はできません。ご冥福をお祈りいたします。
3、岸壁のすぐ近くで遺体が見つかったということで、岸壁は目が見える人にとっても危険ですが、視覚障害のある方にとってはなおさら危険だったと思います。高齢化が進む中で、離島では港が生活動線になる場面も多いだけに、高齢者の移動中の安全をどう守るのか、考えさせられます。小値賀町みたいな小さな町だからこそ、地域で見守る体制とか、危ない場所の整備が進んでくれたらいいと思います。
4、なんともお気の毒なことです。ガードレールの切れ目からおそらく出たんでしょうけど、さすがに横方向の障害物は避けられても、突然出てくる。縦方向の特に落ち込んだところはどうしようもないと思う。知り合いがガイドヘルパーをやっているが、本当に散歩の時でも、道路1つ歩くのも命がけのようです。それでもやはり外に出たいと言う人間として普通の願望があります。しかしひとりで歩いていれば、本当に事故に遭う危険度は桁違いに上がってしまう。亡くなったこの方のご冥福を心よりお祈りいたします。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d7fcbee19e7c2d1b8286589a38109d9669e27979,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]