たまごの平均価格が1パック=308円に達し、過去最高値を更新しました。農林水産省によると、これは今月8日から10日にかけての全国平均価格で、平年に比べ27%の上昇です。2003年からの調査開始以来、最も高い価格であり、おととしエッグショックの際の価格を超えました。背景として、昨年秋から今年初めにかけて発生した鳥インフルエンザにより供給量が減少し、未だ回復途上という状況があります。
さらに、クリスマスケーキやおでんなど冬の需要が高まっていることも価格上昇の要因です。

このたまご価格の高騰は、まさに制度の欠陥と市場の脆弱さを露呈しています。まず、同じ問題が繰り返されることから、生産者と流通業者間の情報不足が明らかです。さらに、供給の多様化が欠如しているため、特定の疫病が市場全体に大きな影響を与えてしまいます。こうした状況を改善するために、まずは疫病発生に対する迅速な対応策の確立が必要です。次に、国内外のたまご生産者の連携強化を促進し、供給網の多様化を図るべきです。そして、消費者教育を通じて、季節や事情による価格変動への理解を深めることが求められます。たまごの価格安定は、消費者のみならず産業全体の健全性に直結する問題であり、早急な対策を講じることが極めて重要です。
ネットからのコメント
1、この時期だと鳥インフルエンザが流行る時期だし、エッグショックは毎年起きるのではないかと思ってる。でも最近のニュースで、たまごをかきまぜたものを冷凍保存していつでも供給できるように工夫した企業が紹介された。そういう知恵をしぼっていかないと、エッグショックは乗り越えられないと思う。そういった工夫も限界がくるかもしれないけど、少しでも状況が緩和するような対策がほしいところ。
2、高いは高いんで、消費者側としては文句の一つも言いたくなるところですが、鶏卵業者ってなかなかエゲツナイ薄利多売を強いられているってので、昨今話題の米農家が可愛く見えるレベルだ、って話を聞きますけどね。燃料も飼料も何もかもが高くなっている上に、インフルだ熊被害だってんで、ある程度は仕方がない気もしますよね。
3、昔は卵は150円くらいだった、米も5kgで2000円でしたが今は4000円します。自販機も昔は100円くらいで買えたが今は200円近い。なんでも2倍は適正になってきてるのかもですが、平均給与は400万で横ばいで、可処分所得はむしろ減っている。
せめて平均給与が600万くらいにならないと、生活できない気がします。
4、卵は物価の優等生と言われ昭和からずっと値上がりしていなかったので鳥インフルエンザの影響が大きいとはいえ目立ちますね。使用する多岐に渡る加工食品にも波及するでしょうし。卵に限らず何百品目が値上がりとの報道を何度聞いた事か。消費税減税による物価高対策、需要喚起、景気刺激策を期待します。財務省さん、税収も増えますから。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/cbd3361d02120bfad517db374f8da4deac63e55a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]