2022年11月、福岡県立北九州高校の体育授業で、男子生徒が前転宙返りをしながら跳び箱を越える練習中、空中でバランスを崩して顔面から落下した。首などを骨折し、まひの後遺症が残ったため、生徒側は県に約1億6000万円の損害賠償を請求。9日、福岡地裁小倉支部は事故を予見できたとして、県に1億5700万円余りの支払いを命じた。

体育の授業で「挑戦」は大切だが、重大事故の危険がある技を安全対策なしに行わせるなら、それは教育ではなく無責任だ。首の骨折やまひという取り返しのつかない結果が出てから、ようやく責任が認められる構図自体が異常である。
本質は、学校現場で危険度の高い運動を扱う際の基準が曖昧で、教師個人の経験や慣習に頼りすぎている点にある。授業だから安全、学校だから安心という思い込みが、最も危険な死角になる。
必要なのは、第一に高リスク種目の実施基準を明文化し、補助者・マット・段階練習の条件を義務化すること。
第二に、教師への安全研修と事故予見のチェックリストを定期化すること。第三に、危険技は生徒の体格・技能・恐怖心を確認し、無理な参加を避ける仕組みを作ること。さらに事故後の検証結果を全国で共有すべきだ。
教育は勇気を育てる場であって、人生を壊す賭けをさせる場ではない。安全を軽く見る授業に、成長を語る資格はない。
ネットからのコメント
1、40代だけど中学生の時に台上前転(縦に置いた跳び箱の上で前転しながら飛び越える)をやって、頭から落ちてトラウマになりました。この事故の件もそうですが、跳び箱上での技は普通の学生と先生が行うには難易度高すぎませんかね‥。無くなってよい授業だと思ってます。
2、今考えたら、昭和や平成の頃の体育祭の組体操とか器械体操とか危険だし、何の補助(安全ベルトや命綱的なもの)や万が一の処置もしておらず、落ちたら絶対に怪我する状態でやっていましたもんね。当時は団結力や教育の一環だったと思うけど、今となっては危険なことはしない方が良い、やる意味が分からないという方も増えていると思います。
3、自分は宙返りしながらの跳び箱なんてやった覚えは全く無いんですが、コメントではチラホラやったような方がいて驚きます。跳び箱は普通に飛んで段数を運動能力に応じて高くすれば良いだけだと思うんですが…。前転や後転は日常ではやらない動作なので失敗する人はそこそこいるでしょうし、マットの上やプールの中など比較的安全な場所でやれば十分かと。
4、平成初期生まれだけど、跳び箱大好きでした小学校でしか跳び箱やった記憶ないけど、とにかく『すげェ』跳び方した男子がクラスのヒーローでしたね今考えたらペラッペラの重たいだけの緩衝材にならないマットを周りに敷いた8段の跳び箱の上で前転飛びとかよく担任もやらせていたと思いますね、やらせていたと言うか目をつむっていただけかもですが…今考えると我ながらぞっとしますね…
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/bece9583567733d90f1f7457d24bf469bc9f3ada,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]