8日、トルコで開かれたNATO首脳会議で、NATOはウクライナへの軍事支援を発表し、2026年分として700億ユーロ(約800億ドル)の拠出方針を示した。さらに加盟国はNATO条約第5条に基づく集団防衛への関与を再確認し、少なくとも500億ドル相当の防衛関連契約も発表。ロシア外務省のザハロワ報道官は同日、欧州の軍事化を進めるものだとして非難し、世界的な大惨事につながる可能性があると警告した。

軍事的緊張が高まる中で、各国が巨額の防衛費と武器支援を競う状況は、平和への道筋より対立の固定化を印象づける。ロシアによる侵攻が続く現実を無視できない一方で、軍事力の拡大だけを安全保障の答えとする発想にも大きな問題がある。真の課題は、戦争を長期化させる構造をどう断ち切るかだ。必要なのは、第一に停戦と外交協議の場を維持する仕組みづくり、第二に武器供与や軍事行動に対する国際的な透明性の確保、第三に地域の安全保障対話を再構築する努力である。
力には力で対抗するだけでは、次の危機を生むだけだ。安全を求めて始めた軍拡が、世界をより不安定にするなら、それは本末転倒である。必要なのは勝敗を競う政治ではなく、未来の犠牲を減らす責任ある判断だ。
ネットからのコメント
1、今までウクライナはNATO加盟国ではないのでNATOからの支援はそれほど積極的ではなかった。しかしNATOが公的にウクライナ支援を決定し金額まで公表、700億ユーロというと13.2兆円ですね。ロシアが一番恐れていたこと。ウクライナはNATO加盟国でもEU加盟国でもなかった、だからロシアは大規模攻撃をした。しかし現在はNATOからの軍事支援、それと一緒にEU加盟国(27国)の共通予算から23兆近くの長期支援も予定されている。この支援体制を見ると相手はウクライナではなく、EU(欧州連合)になった。ロシアの敗因は、戦争を長く続けた事。負ける事はなくても勝つ事も無理。
2、ロシアは追い詰められており、さらなるウクライナ支援を決定したNATOを非難するのは当然のことだろう、どんどん経済が縮小方向のロシアとNATOから強力な支援を受けるウクライナでは戦争の帰結は見えているよね、今は終戦のための停戦合意をどの線に置くかだろうけど、時がたてばたつほどウクライナが有利になるような気がする。
本当はロシアが最初、攻撃を開始した線まで戻るのが当然だろう。プーチン政権の終わりはとつぜん訪れそうだ。
3、残念だね、ロシアを助けてくれる国は無い。一方でウクライナには援助、支援する国々は非常に多い。戦争が終われば、ウクライナの復興やウクライナに進出する企業が出て来るので、雇用が生まれる。ロシアは、復興に相当な費用と時間が必要で簡単に元には戻れない。
4、ロシアは「欧州の軍事化」を批判していますが、そもそもスウェーデンやフィンランドをNATO加盟へと踏み切らせ、欧州の緊張を高めた原因はロシア自身のウクライナ侵略に他なりません。NATOの拡大と今回のウクライナ支援決定は、力による現状変更を認めないという国際社会の明確な意思表示であり、自国防衛のために至極当然の事です。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b092092befcb25ffd6564ddef9ddc6f1e88b36d2,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]