10月17日、米国ホワイトハウスにて、ドナルド・トランプ前大統領とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領の間で緊迫した瞬間が訪れた。トランプ氏はウクライナ前線の地図をゼレンスキー氏の前で投げ捨て、「赤い線は何だ? 行ったこともない場所だ」と怒鳴り、ロシアの要求を受け入れるようゼレンスキー氏に圧力をかけた。彼の不満は、ゼレンスキー氏がプーチン大統領の提示した停戦条件を拒否したことにあった。
トランプ氏はゼレンスキー氏に対し、「戦争で負けている」と述べ、領土譲渡を迫った。当初予定されていたトマホーク巡航ミサイルの支援は立ち消えとなり、ゼレンスキー氏は再び屈辱を味わうこととなった。
この事件は重大な問題を浮き彫りにしている。トランプ氏がプーチン氏の要求に容易く同調した姿勢は、国際関係の信頼性と安全保障に深刻な影響を及ぼす。まず、外交政策の一貫性と正当性が問われる。アメリカは他国の領土を安易に譲渡することで、その信頼性を損なう結果となりかねない。さらに、国際法に基づく主権尊重の原則が脅かされていることも無視できない。この状況を打開するためには、以下のような具体策が必要だ。第一に、国際社会が結束して領土問題を法的に解決する枠組みを強化すること。第二に、外交交渉を通じて各国の安全保障を保証する新たな合意を目指すこと。
第三に、政治リーダーがその場の感情ではなく、長期的ビジョンに基づいて決定を行うことが求められる。国際社会は、より平和な未来のためにこうした無責任な振る舞いを許さない姿勢を示さなければならない。
ネットからのコメント
1、力による現状変更は国際法違反行為であり、ウクライナは領土で譲歩する必要などない。ロシアを抑え込むのが、トランプの仕事であり、プーチンにすり寄るなど言語道断。とんでもない輩を大統領にしてしまったアメリカ国民の罪は大きい。トランプの平和など、強者の論理の押し付けでしかない。ノーベル平和賞などあり得ない。
2、結局、侵略されれば、米はそれを止める事はできず、仲裁と言って「負けを認めて領土を差し出せ」となる。自国を守るのは自国の兵士と武器だけという事で、日米安保、思いやり予算は、見直すべき。
3、この会談は、未来の日本を観ている様で恐ろしくなる。日本の沖縄を中国が北海道をロシアが侵略した時、トランプの様な人物がアメリカ大統領ならば日本に領土放棄を迫るだろう。或いは、沖縄をそのままにして九州を中国が侵略しアメリカと協定を結ぶかも知れない。
それ程、日本は中国とロシアの侵略の標的にされている。ウクライナを観れば、アメリカを頼りにするのは非常に危険である。日本の防衛力をロボット化して侵略が多大な犠牲を強いられると示さなければならない。アメリカ頼みから脱却しなければならないだろう。
4、報道が事実ならという前提で、ウクライナというアメリカに比べれば弱小国とはいえ「国の首長」に対して物を投げつけるという「非礼」を行うトランプという男は、とてもアメリカの国民の代表の地位にいる大統領の資格はない。非礼も極まったと言わざるを得ない。アメリカ国民はこの男によって「アメリカ」の権威が失墜していくことをどう思っているのか?また、この会議に出席したアメリカの高官がトランプの愚挙を手をこまねいていたことを恥じるべきだし、アメリカ国民からトランプはじめ糾弾されるべきだと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7e891a0cbdbe1a13e41c37e2cd9546856451cc70,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]