高級魚として知られるフグが、回転寿司店で手頃な価格で提供される現象が話題となっている。横浜市の回転寿司チェーンで10月20日、ランチタイムに訪れた記者が紹介したのは、税抜き340円の北海道産あぶりフグの握り。背景には、漁獲量の安定とフグ免許の規制緩和がある。規制緩和により、毒を取り除いたフグを扱う際の保健所への届け出が不要となり、店舗での取り扱いが増加。
物価高の中でも毎月5000皿以上が売れる人気商品となっている。
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フグの手頃な価格提供は一見喜ばしい現象に映るが、制度の規制緩和がもたらした影響を無視してはいけない。毒を取り除いたフグの保健所への届け出が不要になったことの背景には、規制の曖昧さと安全管理への懸念が潜んでいる。この変更により、取り扱いの間口が広がったが、消費者の健康への配慮が十分にされているのか疑問が残る。規制の緩和は商業的な利益を優先するものであり、消費者の安全を第一に考えるべきではないだろうか。この問題の本質は、制度の欠陥と透明性の欠如にある。安全性を確保するためには、規制の見直しと専門家による安全基準の再設定、店舗の衛生管理の徹底、消費者への教育が求められる。
制度の不備を放置することは、消費者の信頼を損なうものであり、企業の信頼性と社会全体の安全保障に重大な影響を及ぼす危険がある。透明性と安全性を高める努力を怠らず、消費者と企業が双方にとって安心できる環境を築く必要がある。
ネットからのコメント
1、この規制緩和は大きいでしょうね。毒がないのになぜ今まで届出が必要だったのか疑問ですが。天然のトラフグはまだ高いでしょうけど、フグにもいろんな種類がありますからね。釣りでもたくさん釣れるようですし、資源量は豊富なのでしょう。トラフグとかにこだわらなければ、安価でおいしい魚だと思います。
2、規制緩和を調理に関してと思っている人多いけど、大阪では既に実施されていた「身欠きフグ(有毒部位を取り除いて流通させているフグ)」を店が客に提供する際に、今まではそれでも届出が必要だったのを、身欠きフグだけを扱うなら店舗の届出はなくて良いよという話にしたという話のはず
3、大事なのは、種類別の毒部位の知識と、取り除く作業、そして取り除いた毒部位の管理。確かに毒を取り除いた後の身の扱いを緩和するのは、まともな規制緩和だと思う。
とは言え、取り除いた後も微毒扱いだったりするので、手放しってわけにもいかなかったのかな。あと、報道で「フグ」とだけ記載せず、大量に食べられはじめたフグの種類(たぶんマフグ)も記載した方がいいのでは?安易にフグ食用の敷居を下げるのは、危険な行為が出かねないと危惧する。
4、一概にフグと言ってもトラフグと真フグとカラスフグを全部高級っていうのは無理があるんじゃない?これでフグに過度に期待してカラスフグ食べていまいちってなりそう。マスコミは正しく突っ込んだ報道してほしい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/95d6c18951abd7cc9f54a9d153337e5a9d6d3b18,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]