日本維新の会の吉村洋文代表は、自民党との連立政権合意を受け、21日にフジテレビの情報番組に生出演し、国民民主党の玉木雄一郎代表に連立入りを求めた。吉村氏は、20日に自民の高市早苗総裁と会談し、衆院議員の定数を1割減を目標とする合意を成し遂げた。これに関連する法案を臨時国会で提出予定。「物価高対策」として、国民民主党が主張する所得税減税を連立で実現することを提案し、財源として7兆円から8兆円を確保する必要性を強調した。
吉村氏は、更に国民民主党の主張する「103万円の壁」を178万円に引き上げる案を支持し、連立入りが政策実行に必要であると主張した。
この政治的な動きは、日本の政策決定のプロセスに対する疑問を投げかけています。まず、国会議員の定数削減を連立政権の条件とすること自体が、改革の優先順位に関する問いに繋がります。本質は、合理的で透明性の高い制度改革を求める国民の期待から逸れていることです。政策実行の過程で財務省との対立が予想されるにもかかわらず、その解決策が明確に示されていない点も問題です。維新と自民の連立が求める政策には利点もありますが、それを支える構造的な問題を無視してはいけません。解決策として、まずは制度改革の優先順位を再検討すること、財源確保の具体的な戦略を提示すること、そして国民に政策内容の透明な説明を行うことが必要です。
価値ある改革は、適切なプロセスと透明性を伴うことで初めて実現可能となるのです。この点を無視すれば、ただの政治的な勢力図の変動に過ぎず、国民の期待に応えることはできません。
ネットからのコメント
1、吉村代表の呼びかけは、現実的な政治判断として筋が通っていると思います。維新と自民だけでは過半数に届かない中で、政策を前に進めるために国民民主にも責任を持って参加してほしいというのは、国民の立場から見ても納得できる提案です。玉木代表も減税などの政策に強い思いがあるなら、外から言うだけでなく、連立に入って実現に向けて動いてほしい。今こそ「やる側」に立つ覚悟が問われていると思います。
2、チャンスという表現は優しいですね、実際は最後のチャンスだと思いますわがままを言っていないで、国民のために優先させるべき政策は何かを冷静に考えて連立入りを考慮するべきです国民民主党は自民党と票を割っている存在だと思うので、高市政権で保守色が強まった政策になった場合、せっかく手に入れた票が戻るのではないかと思います連立した場合、合流して消滅する可能性も高いですが、政策を実現させるために党の体を保つ必要もないでしょうここで連立を組めないようであれば、結局国民民主党も政策よりも政局が優先だったんだなと失望する人は少なくないはずです
3、優しいな吉村代表は。今回の政局で日和見的な立ち回りで国民民主の支持者からも信頼が揺らぎかけている玉木氏に最後のチャンスを与えてあげるとは。政治的な駆け引きや打算はあると思うが。さて玉木氏は、どう応えるか?恐らく「政策の是々非々で喜んで協力するが連立入りはしない」と応えるだろう。それも一つの賢い選択だろうがこの先、高市政権が身を切る改革をして国民の為の政策を実現し、憲政史に残るような転換点を作り出せば玉木氏の評価は地に堕ちることになる。進むも地獄、退くも地獄。どうせなら進んで地獄見るほうが支持者は支えてくれると思うがね。
4、折角良い政策を立案して、それが成立するかも知れなくなってきたのに成立させる側にいない。しかも成立させる側にいる事ができる状況なのにそれを蹴ってしまう。これで自民、維新が成立させたら、手柄は成立させた自民、維新のもの。他にも国民民主には国民の最大の敵が財務省である事を可視化させたという大きな功績がある。玉木の判断の遅れが党勢に多大な悪影響を与えかねない現状は本当に残念。
恐らく玉木が党首の内は何度でも同じ事を繰り返すので、これ以上の党勢拡大は無理だと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/15581698d433c9cf7710d9e8db1b96aff59b90db,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]