2025年8月12日、日経平均株価は約1年1か月ぶりに終値の史上最高値を更新。午前中に取引時間中の最高値4万2426円を突破し、午後には一時1100円超の上昇で4万3000円目前に。米国と各国の関税協議進展による先行き不透明感の後退が背景。終値は先週末比897円高の4万2718円で取引終了。

株価の急騰は一見喜ばしいが、その実態は限られた投資層の利益集中と市場の過熱を映す鏡に過ぎない。実体経済が追いつかぬまま金融相場が先行すれば、庶民生活との乖離はさらに拡大する。背後には、金融政策依存と富の偏在を是正しない税制構造が横たわっている。対策として、①金融所得課税の強化と再分配の徹底、②実体経済への投資誘導策の拡充、③市場過熱時の自動安定化装置（サーキットブレーカー等）の精緻化が急務だ。株価の数字に酔えば、社会の足元は見えなくなる。必要なのは一部の利益ではなく、全員が安定して歩ける経済基盤である。

ネットからのコメント

1、まあ世界的に完全にインフレ状態だし、今後日経平均、株価のインフレは止められないだろう。問題は賃金の上昇が日本は欧米と大きく遅れていることでしょう。金持ちは更に金持ちになり、貧困層は更に貧困になる流れは止められないだろう

2、株価上がるのは良いが、流石にスピード出し過ぎだで上がり方が異常だと思う。過熱感が凄く少しの悪材料で一気に下落するリスクが高まっていると思う！私は暴落しようが、暴騰しようが売り買いせずに配当狙いの投資方法で気長にやってます。

3、トラン就任前で株価4.0万円トランプ就任後、関税発動後4.2万円関税で明らかに悪化していくのに株価だけは逆転現象現在はミニバブル状態だと思います外国人が買っているとのことですがこの人達は買い支えません。いつでも逃げていきます長期保有じゃない限り、あまり手を出さないほうが良いかと思います

4、今日はソフトバンクが牽引したのが一番だろうね。生成ＡＩ投資がここの主な上昇要因だし、他に目立つのも半導体や電線や生成ＡＩ関連ばかり。どれも割高になってきてるから次のショックは生成ＡＩショックだろうね。