福岡市教育委員会は2026年度中に小中学校の給食で提供される牛乳を月1、2回茶などの飲料に置き換える方針を発表しました。この方針は「もっとおいしい給食プロジェクト」の一環として、市民や識者からの意見をもとに検討されました。福岡市は給食費を2023年8月から無償化し、給食の質を向上させるために魅力的な献立の提供を目指しています。
しかし、この決定に関して地元乳業者への説明はされておらず、特に永利牛乳の専務から懸念の声が上がっています。この方針が続けば、県内酪農家や乳業への影響は大きく、牛乳の栄養価やコストパフォーマンスを問題視する声もあります。
この方針にはいくつかの問題が浮き彫りになっています。まず、福岡市教育委員会が牛乳を月1、2回別の飲料に置き換える際、地元乳業者への事前の説明や協力が不足している点が異常です。これにより、現地の乳業者が経営上の不安を抱えています。制度上の欠陥としては、給食の質を向上させることを目的とした政策が地元産業への影響を無視して進められていることが挙げられます。具体的な対応策としては、まず地元乳業者への十分な説明と協議の場を設けることが不可欠です。次に、栄養士や専門家と連携し、牛乳の栄養を代替できる食材や飲料を慎重に選定する必要があります。そして、給食の質向上と地元産業の支援を両立させるための政策を策定することが求められます。公共政策は社会全体に公平であるべきで、今回の事例が示すような一方的な影響は受け入れられません。
政策の成功には、地域社会の声を反映させることが必要です。
ネットからのコメント
1、学校給食で牛乳が出るのは、学校給食法により給食で1日のカルシウム所要量の半分を摂取できるようにすることが目的です。ただアレルギーや乳糖不耐症の人に配慮して、選択形式にしてもいいとは思いますよ。
2、牛は生き物なので、急に月一日辞めると言われてもお乳が出るのをストップできるわけではありません。むやみに止めようとすると乳房炎などのリスクが高まります。乳業会社は当然農家と契約の上で給食分の牛乳を賄うのに必要な頭数を確保しています。月に20日学校があるとすれば1日辞めるなら月全体の5%、簡単に調整できる規模ではありません。この辺りはコロナ禍の休校等で全国的に問題となり学びがあったはずです。方針は否定しませんが、事前に十分な協議が必要な話です。
3、いいと思う。福岡は茶どころでもあるしね。選択制にするのでもいいかもしれない。牛乳は栄養価高いと言ってもじゃあどれくらい吸収できるのか。日本人は乳糖不耐症の割合が高いので十分に吸収できないひともいる。
下痢する人もいるだろうし。乳業はこの機会に販路拡大するチャンスと考えて頑張って。
4、市長もまずは月1、2回お試しのような形でやると言ってるいるので、乳業会社もそこまで意固地になって反対しなくても良いのでは?と思ってしまう。変える時に批判はつきものだが、批判を恐れて意見や考えを封殺してしまえば、結果的に少数の既得権益に沿ったように進められてしまうのは明白。やってみることは悪い事ではない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b5473a90aef3eb8fc8363adf209184f391455ca4,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]