三重県四日市市の地下駐車場「くすの木パーキング」を運営する第三セクター「ディア四日市」は、記録的な大雨による冠水で事業継続が不可能となり、負債額約2億5千万円を抱えて破産手続き開始を申し立てました。9月12日夜に冠水し、274台の車両が浸水被害を受け、排水装置が停電で機能しなかったことが原因とされます。四日市市は国土交通省と同社が所有する施設を取得し、復旧に努める方針を示していますが、被害車両の補償については未定で、裁判所選定の破産管財人が対応に当たる予定です。

この事件は、市民の財産が浸水被害に遭いながら、施設管理の不備が露呈した典型的なケースと言えます。排水装置が停電により機能しなかったことは、施設管理体制の欠陥を示しています。まず、公共施設における防災対策の見直しを急務とし、停電時でも機能する排水装置の設置が必要です。次に、復旧に向けた明確な計画が欠かせません。さらに、被害者への迅速かつ公平な補償が必要です。市が運営している施設でこのような状況が発生したことは、市民に対する責任の所在を問う問題です。早期の復旧はもちろんですが、この災害を契機に施設管理の徹底を求める必要があります。公共の利便性と安全を両立させることが市の信頼回復に不可欠です。
ネットからのコメント
1、予想していた通りの展開だなぁこれで被害者は泣き寝入りになりそう……完全に清算してしまえば負債も消滅するからね、被害者はディア四日市の社長などを相手に損害賠償を起こして、人為的なミスの責任を明らかにするしか手段がなくなった感じだろうね何もしなかった場合は、残った財産を分配する権利を得ることになるけど、第三セクターでは資産なんて保有してなさそう……件の駐車場だってディア四日市の所有物件ではないだろうし……逃げ得を許さないためにも、社長いか役員の責任を明白にしないといけないと思う
2、この駐車場の建設前から「お金の話になると、関係者皆がシュンとなって、口にチャック状態になる」など、お金の事は、最初から無責任だった。地下駐車場建設の構想が具体化しても「誰が、お金を出すか?」で暗礁に乗り上げ、結局、国道の管理者の当時の国交省に泣き付いて、お金を出して貰い、完成した地下駐車場です。だから最初から、大金が必要になったらパンクするしかない状態だった。そして、最悪のトラブルを起こし、破産以外あり得ない状態になった。とりあえず破産だけど、跡地と設備の処理も含めて、誰が後始末するのか???国が、やるのか?県が、やるのか?市が、やるのか?まだまだ、波乱が続きそうです。最悪は、放置されて、幽霊屋敷化かもね。
3、2億5千万円ならば、今後も運営していれば数年後に回収できる金額だと思いますが、肝心の車両部分ですよね。これが途方もない金額で保険もほぼきかない、不可能な状態だから破産ということでしょうか。高級車も含めて平均して400万円×274台=11億。あとは被害者の方に対する見舞金や諸々など含めるとすごくなりそうです・・・こういう天候がらみの全損て、感情をどこにぶつければいいのかわかりませんね。
4、被害車両の中には、1台1,000万円を超える高級車も含まれているようだ。一方で、この駐車場の料金は1日あたり約1,000円という格安な設定だったという。仮に1,000円の利用料金で、1,000万円の車両損害を賠償しろという話になるのであれば、実に1万倍もの賠償を求められる計算になる。今回の事故は、あくまで自然災害によるものだ。それにもかかわらず、日本では所有者側の権利が強すぎるため、わずかな利用料金を支払っただけでも、車両が廃車になった責任を駐車場側が問われかねない。正直、これでは割に合わない。そもそも高級車に乗っているのであれば、十分な保険に加入しておくべきであり、駐車場に多額の賠償を求めるのは筋違いだと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b11becae503142f76115241c2156952477ee3802,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]