10月18日の衆議院法務委員会で、旧姓の通称使用法制化が議論された。立憲民主党の米山隆一議員は、1996年の法制審議会でこの案を否定したことを指摘し、再度法制審議会を開くべきと主張。法務大臣の平口洋氏は「再度の諮問は不要」と答弁し、議場では異議の声が上がった。米山議員は高市政権を批判。自民党と日本維新の会との合意書には、旧姓使用に法的効力を与える法案の次期通常国会への提出が明記されている。

この法制化議論の背後には、政権運営の透明性や制度の整合性が問われる問題が潜んでいる。自ら提出した法制審の答申を覆す背反的な行動は、高市政権の一貫性を疑わせる。制度としては氏の人格的利益の保護が後退する選択的夫婦別姓提案がありながら、今なお旧姓使用の法制化が求められるのは、個人の権利と社会的実務の齟齬に他ならない。まずは、政府の法制審の意義を再認識し、透明なプロセスと議論を保証する必要がある。次に、現代社会における姓の使用に関する明確な法的枠組みを形成することが不可欠だ。さらに、政権は国民の意見を真摯に受け止め、反映する仕組み構築に努めるべきである。曖昧さと矛盾を排除し、国民に信頼される制度を築くことが政権の務めであり、今問われるべきはその実行力である。
ネットからのコメント
1、法制審の内容を読み取ると「旧姓使用を『民法』で規定してしまうと、戸籍制度の氏と整合性がとれなくなり混乱する」という内容ですよね高市政権でやろうとしてるのは、旧姓使用を民法に盛り込むように改正するのではなく、公的、社会的な手続きに旧姓使用が出来るように、別の法案を制定しようとしてるんですよね過去の法制審とは矛盾しませんむしろ過去の法制審を変更せずに、利便性を高めるために、選択的夫婦別姓ではなく、旧姓使用を進めてるんでしょとりあえず旧姓使用をやってみればいいじゃないですかそれで不便がなければ、選択的夫婦別姓する必要はないでしょ
2、この問題は親だけの問題ではない!!子供はどちらの姓を名乗るのか?父親、母親どちらかと姓が違うとイジメの原因になる事を理解しているのでしょうか夫婦別性にしたければ初めから入籍しないで事実婚にすれば良いだけです一番苦しむのは子供達ですよ、責めて国民からの要望が5割とかあれば検討の価値は有ると思いますがどうでしょうか?
3、「96年の法制審は、選択的夫婦別姓の導入を答申している。」…これを「現在も有効」としながら、なぜ今「旧姓使用の法制化」をやろうとしているのか?…と言うことですよね確かに矛盾してるかも…議論するのであれば「選択的夫婦別姓」の法制化についてですよね?「旧姓使用を法制化」したら国内外で問題なく使用できるのでしょうか?以前、パスポートに旧姓を併記していても海外では通用しないと言うニュース?記事?を見たけど、結婚前からのキャリアの継続に問題が生じるから夫婦別姓を認めて欲しい…と言うことだったと記憶しています96年の法制審で否定された「旧姓使用の法制化」をするのであれば、再度法制審で審議することを求めるのは当然だと思います法制審で、なぜ選択的夫婦別姓ではなく旧姓使用の法制化にしようとしてるのか…理解を得る必要があるのでは?でないと、何のための法制審なのか…意味がなくなるのでは?
4、ここまで来ると、米山議員だけの問題じゃない。彼に票を入れ続けている有権者の責任でもあるし、立憲に投票してきた層の政治リテラシーの結果が今の混乱。法制審を「絶対視」したり「無視」したりを都合で使い分け、選挙では争点にせず、終わった瞬間また騒ぐ。それを「正義」だと思って拍手喝采する支持者がいる限り、立憲の中身は変わらない。結局、・現実的な落としどころ →「妥協だ!」・戸籍を守る案 →「時代遅れ!」・選挙で問われる →「論点ずらし!」感情とイデオロギー優先で、制度設計は二の次。そんな政党を支持してきた結果がこれ。「政治が悪い」と言う前に、誰に票を入れてきたかを一度振り返った方がいいと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b3d1e9cadd4d326e27471c03fa06ff24222b5d11,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]