教員不足問題に関するニュースが注目されています。文部科学省は、教員免許取得に必要な大学の単位数を削減し、教員志望者を増やすことを目指す新たな案を提示しました。しかし、この案に対して実業家の西村博之氏は、教員の成り手不足の根本原因を、給与の割安感と保護者からの過度な要求にあると指摘し、ただ単に単位数を削減するだけでは質の低い教員を増やすことになり、教育レベルが低下するとの懸念を示しています。
フォロワーからも、教員の労働環境の改善が必要であるとの声が上がっています。

この教員不足問題は、単なる制度改革だけでは解決できない複雑な問題である。現状を見る限り、教員の労働環境は劣悪で、残業代の未払いと過度な業務負担が「定額・働かせ放題」という形で横行している。これが優秀な教員の流出を招いているにもかかわらず、単位数削減という短絡的な手法では、結局は教育の質の低下につながるだけだ。本質的な問題は、教員への正当な労働対価の支払いと、教育現場でのサポート体制の強化の欠如にある。そして、それを放置することで、長期的には日本全体の教育レベルの低下が進み、社会全体の活力が奪われる危険性もある。具体的な解決策としては、まず教員の報酬を見直し、残業代を含む労働条件を改善すること。次に、教育現場でのサポートスタッフを増やし、教員の負担を軽減すること。
そして最後に、社会全体で教育の重要性を再認識し、教育環境の整備を国民が支持する風潮を形成することが必要だ。これらを実行しなければ、ただ経済成長が鈍化するだけでなく、次世代の未来も暗くなるだろう。
ネットからのコメント
1、20年以上前、浪人して国立に入って教員免許を取得し、20倍を越える採用試験に何とか受かって教壇に立ち、2度にわたる免許更新を実費で受け、ここまで何とか働いてきた。そんな私からすると、免許の更新はなくなり、どんな大学でも免許を垂れ流し、おまけに必要単位を半分にし、ザルと化した採用試験を通ってきた能力も志も全くない若者を見ていると、私の苦労はいったい何だったのかと絶望してくる。そして保護者のワガママ、躾のなっていない子どもたちに振り回され、不祥事が起こるたびに言われもなき中傷を職種全体が受ける。教職はもはや泥舟だ。こんなことを思ってはいけないと日々頑張ってきたが、もう限界だ。新しい人が入ってこなくなるどころか、中堅が次々と辞めていっている。私もあと何年もつかな。何ヶ月かも。
2、学校の先生って仕事の内容が多すぎです。
学校で授業するよりも、むしろ別のことをしている時間の方が長い生徒指導であったり、保護者の対応だったりたった。1時間のための道徳の準備であったり。朝8時から来て夕方5時に帰るためにはどう?考えても授業は3時間ぐらいが適当だと思います。あっても良い時間ですね。総合的な学習や道徳など、その事業のためにものすごく時間を要します。今でも大変なのに質を下げるとやめていく先生や問題が起きる先生たちが増えるような気がします。少し将来への投資と思って、国家予算をつぎ込んで欲しいものです。
3、単位削減は教員の質の低下に繋がるので私も賛成です。全く解決になりません。教員不足は教員の仕事の多様化が原因です。 多様化しているからいくら入ってきても大変さは変わらず、結局適応出来ずに辞めていく。だからいくら待遇を上げても必要単位を削減しても解消されない。 1人の絶対的な仕事量を減らして教員を楽にするのではなく、(もちろん絶対量も多いので減らすべきですが)その仕事量を教員にしか(法律的に)出来ない仕事に絞り、その他の、他の職種や専門の免許があれば出来る仕事(カウンセリング、警備、事務手続き等)を分業して人員を確保する方が有効だと考えています。
何でも屋の教員を増やそうとしても無理です。
4、教員ですが、楽して入ってくるのは まだ良いんです。でも、働かないのです。授業準備はおざなりでも、その質については問われません。学年の仕事、分掌の仕事、やらずに「5時ですから」と帰っていく。結局、その人の分まで土日も出勤し、誰かがやり、疲弊していく悪循環。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/acc8b165daee4537280591a62336d28817693146,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]