2025年12月から2026年1月初旬にかけての年末年始、JR西日本は特急列車予約状況を発表しました。特急やくもの予約率は36％、予約席数は約2万2900席です。他の特急列車では、予約率が「スーパーはくと」で33％、「スーパーいなば」で18.1％、山陽新幹線では43％であり、予約席数は約120万9000席に達しています。

ピークは年末の帰省ラッシュが下り12月30日、Uターンラッシュが上り1月3日です。帰省や旅行での大きな荷物のため、2座席購入についてJR西日本は否定し、1人1座席とし、荷物はひざや座席上を使用、特大荷物は指定の座席を予約としています。

JR西日本の方針は、公共交通機関の公平利用という観点から妥当です。しかし、報道を見ると、乗客の利便性に対する配慮がやや不足しているように感じられます。指定席の数や特大荷物スペースが限られている中で、二座席購入を制限することで、本当にすべての乗客に快適な旅を提供できるのでしょうか。まず一つ目の解決策は、特大荷物スペースやコーナーつき座席の拡充です。これにより、大きな荷物を安全に収納でき、他の乗客のスペースも確保されます。二つ目に、荷物預かりサービスの強化を検討すべきです。

駅での一時預かりや、輸送サービスの利用促進は、乗客の負担を軽減できる可能性があります。三つ目は、予約システムの改善です。荷物の大きさに応じた座席選択が可能となれば、混雑時でも効率的な利用が期待できます。社会の需要と公共の利害を適切に調和させることで、他の乗客が疎外感を抱くことなく、快適な移動体験を実現できるのです。公平性と利便性を両立する施策が、交通機関の進化を促します。

ネットからのコメント

1、最近、新幹線の記事が多いですが、子供連れ妊婦、お年寄り、身体の弱い方達は絶対に指定席を取ってほしい、指定席代金は、高くないです。一ヶ月前に私は、新幹線や、他の電車に乗る時は、絶対買ってます。以外と指定席は空きが多いです。又、自由席座れない場合、その時、指定席を購入すればいいのです。ほぼ、購入出来ると思います。お金を使わず自由席、譲って貰えずは、余りにきたない手口です。小さな子供さんに楽しい旅させて上げて下さい

2、家族で帰省や旅行する際にやはり荷物が多くなりがち。自分はその際には事前に宅配便を利用して先に送った事があります。

移動当日は最小限の荷物で楽々移動。帰りも同様です。座席を余分に指定するより安上がりだったと思います。

3、旅客営業規則 第147条 5項に下記の定めがあります同一旅客は、同一区間に対して有効な２枚以上の同種の乗車券類を所持する場合は、当該乗車については、その１枚のみを使用することができる。同一旅客が、同一区間に対し有効な２枚以上の指定券を所持する場合についてまた同じ。　　　　　以上引用2席目を使う権利は無いので、荷物をどかすように指示されたら、逆らう権利は無いです。空けさせた席はJRが予備席として好きなように使えば良い。

4、フランスのTGVの一等車でワンちゃんのためにと自席以外にもう一席予約してペットキャリーを置いている乗客がいた。お金持ちっているんだなあ、と思ったけれど、置き場所を考えると、そうしたい気持ちがわからなくもない。また、日本の新幹線等でも超巨漢の人が二席確保したいという場合もあると思う。混み合っている車内ではお子さんを膝の上に、とアナウンスしている日本では、道義的にNGみたいな風潮があるし、JRの1席のみ有効の規定もこれありだが、乗車券・特急券を購入しているのであれば少しはフレキシブルであってもいいような気がする。