経済産業省は2023年10月21日、中国企業アンカー・ジャパンに対して初の行政指導を行いました。これは国内で多発しているモバイルバッテリーの発火事故に対応するためのものであり、アンカーは2022年12月以降に販売した約41万台のバッテリーと約11万台のスピーカーの自主回収を発表しました。問題は製造過程で電極体の切断時に発生する粉じんが混入し、ショートする恐れがあることです。
累計約100万台の不具合が問題視され、経産省は他の事業者への品質管理の徹底も促しています。政府はモバイルバッテリーの自主回収とリサイクル義務化を来年4月から開始する予定です。
モバイルバッテリーの発火事故に関するこのニュースは、製品の安全性に対する深刻な問題を浮き彫りにしています。中国製のバッテリーが日本市場に広く流通している現状は、安価で粗悪な製品が出回る危険性をはらんでいます。アンカー・ジャパンが報告した累計約100万台の不良品問題は、製品安全規制の不足を示しており、より厳格な製造と品質管理が求められます。一つとして、国際的な製品安全規格の整備と実施を促進すること。次に、製造業者が品質管理とリスク削減のための技術改善を義務付けること。そして、消費者が安心して製品を購入できるように透明な情報公開を義務化するべきです。
これらの対策を通じ、安全で安心な製品流通を実現することが求められます。製品の品質が消費者の安全に直結することを深く認識する必要があります。
ネットからのコメント
1、まさにこの写真のモバイルバッテリーを持っている。シリアルナンバー検索では対象外とのことだが、本当に大丈夫なのだろうか。一時期中華メーカーでもAnkerは別って感じだったが、最近の問題の多さを見るに信頼が揺らぐ。
2、中国メーカーの中で一定の評価のある「アンカー」でさえ、コレだ。その他数多ある得体の知れないメーカー製品使用には「アンカー」以上の危険が潜んでいるのだろう。
3、中国メーカー感がなく、スタイリッシュだったことからかあっという間に人気メーカーとなり、当初は品質もよかったイメージ。だが、今回の件でやはり中国メーカーだったと見るか、それとも自主回収をするだけ、これまでの中国メーカーとは違うと見るか。とはいえ、正直なところ日本のメーカーのバッテリーしか今は持ってないが、どこのバッテリーでも粗末に扱えばどうなるのかは分からないのかも。国内で発火したバッテリーのメーカーと個数まで公表してくれれば、無闇な不安は無くなるのかもしれないが。
4、発火事故が「多発」しているのに、ここまで問題が大きくなるまで行政が指導もしなかったこと自体が大問題。アンカーは人気ブランドだから信頼して買っていた人も多いはず。それが累計100万台も不具合って、もはや偶然じゃなく構造的な品質管理の甘さでしょう。しかも過去にも何度も自主回収してるのに、根本的な改善がされていない。日本法人があるなら、日本の基準と責任をもっと重く受け止めるべき。安さとブランドイメージばかり追って、安全軽視のモノづくりが横行している証拠です。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/6771b072d092db07136b9c32c89afa08c1e0feb9,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]