【事件概要】
2025年参院選でNHK党の浜田聡氏が比例代表で出馬し、全国で7位となる約33万5000票を獲得したが、落選した。ドント方式による議席配分の結果、NHK党には議席が与えられず、個人得票が多くても当選できない制度の矛盾が露呈した。
浜田氏は「個人としては満足している」としつつも、制度の問題点を指摘。選挙制度の見直しの必要性が改めて浮き彫りとなった。
【コメント】
33万票を得た候補者が落選する——この一事が、日本の選挙制度の異常さを物語っている。ドント方式は政党全体の得票で議席を配分するが、それが「個人の民意」を事実上切り捨てる形になっているのだ。この制度の本質的問題は、民意が政党の枠に埋没し、優れた個人が報われない構造にある。
制度の改革は待ったなしだ。
第一に、比例代表制においては政党票と個人票の比率に応じた議席配分を導入すること。第二に、個人票が一定以上の候補には特別枠での議席割り当てを認めること。第三に、有権者が制度の仕組みを理解しやすい透明な投票設計を行うべきである。
民意を反映しない制度が続く限り、「選挙に行っても無意味だ」という無力感だけが広がる。票とは国民の声だ。それを無視する制度は、もはや民主主義とは呼べない。
ネットからのコメント
1、この方は稀有なぐらい優秀な国会議員さんです。初め失礼ながら、どうしてN党なのと思っていましたが素晴らしい国会での鋭い質問や博識ぶりで、党派を越えて多くの方に応援されていた方です。是非また国会での質問やお働きを見聞したいと思っています。次期衆院選挙、期待しています。頑張って下さい。
2、N党が振るわなかったから仕方ない。これだけ得票できるなら選挙区から立候補したら当選したのではないだろうか?チーム未来の庵野さんが浜田さんより得票数が少ないにもかかわらず当選しており、政党が後押ししたのに対して、浜田さんは完全にN党が足を引っ張った形になった。
それでもN党に思い入れや感謝があるところは浜田さんらしいし、国会に必要な方だと思うので次回の選挙では何とか当選させてあげたい。
3、国会議員には2つの役割があり、地方の声を国政に反映させることと、日本全体のことを考えた国政を行うことです。比例代表は後者のためにあると言えるでしょう。そうした意味で、勢力的に活動していた浜田氏のことは勿体無い話だと思います。個人で多くの票を取った候補者が当選を逃している例は他にもあります。簡単に変えられる問題ではありませんが、政治家個人の情報発信も増え、手軽に情報が手に入るようになった今、全国区でも、票を集めた個人が当選できる仕組みを検討する時代に来ていると思います。
4、この件で、濱田氏より得票数が少ない候補が当選したのはおかしい、とSNSやYouTubeで盛り上がっています単に、比例代表制のしくみがわかっていないだけ果ては、比例代表制は民意を反映していない、とも中学校で何を勉強してきたのか、と問い詰めたくなりますね「非拘束名簿式」や「特定枠」を問題とするなら、意味はわかりますがさらに、嫌いな候補が当選したのは不正だ、選挙をやり直せ、とも支持する候補以外の当選を認めないなど、もはや独裁を希望するのと同義ですね呆れる
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d14cc9dd1493090523599a3a1216e7a793a35b62,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]