石破茂首相は、先の参議院選挙で自民党が大敗を喫したにもかかわらず、続投の姿勢を崩していない。これに対し、党内では強い反発が起こり、7月28日の両院議員懇談会では発言議員の約8割が退陣を要求。8月8日には両院議員総会が開催される予定だが、総裁の身分に直接関わる決議はできないとされ、形式的な壁が存在する。田崎史郎氏は、石破首相の政権は求心力と政策実行力を喪失しており、最終的に退陣は避けられないと指摘。
進退の判断は8月下旬が焦点となる見通しだ。
政権が選挙敗北後に居座り続ける姿勢は、民主主義の根幹を揺るがす異常事態だ。国民の信任を得られなかったリーダーが、党内の規則の抜け道に頼って地位に固執するならば、それは権力の私物化に他ならない。問題の核心は、党の統治構造がリーダーの責任を制度的に明確に問えない仕組みにある。これでは選挙の意味も、民意の反映も形骸化してしまう。解決策として、①選挙結果に基づくリーダーの自動的な進退判断ルールの制定、②総裁に対する不信任決議制度の明文化、③党内外からのガバナンス監視機関の設置が急務だ。民意に背を向ける政治は、信頼を失い、やがて自壊する。その兆候が今、目の前で起きている。
ネットからのコメント
1、自民党内から退陣の圧力が強まったら、最後は総理大臣の伝家の宝刀である解散権を行使し、衆議院を解散、総選挙を行い、裏金議員、旧統一教会に関わりの深い人間を一掃し、石破政権を継続すればよい。
そうなれば自民党は分裂し、政界再編の機運が高まることだろう。今年は戦後80年、自民党が終焉を迎えるのに相応しい時期だ。
2、> この責任は石破さんにあると思う。政権の求心力は弱まって政策実行力も下がっていってしまう。最終的には退陣せざるを得ないと思う責任の全てが石破首相にあるわけではないかもしれませんが、それでも退陣は当然だと思います。世論が石破政権に対してNoを突き付けた結果が、衆院選など含む選挙での敗戦だと思いますので。なので、田崎さんの主張は正しいと思うのですが、「石破やめるな」デモを大々的に取り上げるなどマスコミは石破首相に甘いと感じます。石破首相に対する報道とは逆に、世論に支持されて再選した斎藤兵庫県知事に対しては、その後も厳しい報道を繰り返しているわけですよね?世論に支持されている斎藤知事に対しては厳しく、世論から反発を受けている石破首相は擁護する。マスコミは世論を無視して自分達の正義を押し付けようとしていると、僕は感じています。
3、田崎さんは自民党広報担当なのかなと思って見ていましたけど、一連のコメントを見ていると自民党総裁にして内閣総理大臣の石破首相への敬意が思いっきり不足しているみたいです。
やっぱり田崎さんは自民党の広報担当ではなくて、自民党清和会系の広報担当なんだなと改めて強く感じているところです。
4、次期総選挙がいつになるかにも依りますが、仮に首相が交代したとして、自公は勝てる保証はありませんね。裏金問題、旧統一教会問題、過激ダンス事件、運良く能登地震発言、現職の総理大臣経験者が皆低支持率だった事実、石破おろしの世論も拮抗するのは当然と言えば当然でですね、下野の覚悟、準備も必要かもしれません。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/91ca4d79e1f248aab9d75909ba7d758c1fd68ed6,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]