事件概要:2025年8月1日、東京都内の総合病院では、マイナ保険証への切り替えに伴い、患者が戸惑いながら対応を受ける姿が見られました。7月末で後期高齢者医療制度加入者や約7割の国民健康保険加入者の健康保険証の有効期限が切れ、マイナ保険証への移行が始まりました。高齢者を中心に、マイナンバーカードを使う操作に不安を抱える患者や、古い保険証を持参する人も多く、病院側は手続きに追われました。
厚生労働省は、マイナ保険証を持たない人には「資格確認書」を配布し、診療を受けられるようにしていますが、その発行には281億円がかかっているとのことです。
コメント:この一連の出来事は、行政の急激なシステム変更に対する社会的な対応の不備を浮き彫りにしています。特に高齢者やシステムに不慣れな人々にとって、突然の変更は混乱を招き、必要な医療サービスを受ける上で大きな障害となり得ます。この問題の本質は、デジタル化を進める過程で、すべての市民がその恩恵を平等に享受できる環境が整っていないことにあります。解決策としては、まず、システム変更の周知徹底と事前の教育・サポート体制を強化すること、マイナンバーカードの利用方法を簡素化し、より多くの人々がスムーズに使えるようにすること、そして高齢者向けの個別サポートの充実が急務です。
このまま進めば、デジタル化の本来の意義を見失い、社会の分断を深めることになるでしょう。
ネットからのコメント
1、マイナ保険証に加えて、資格確認書を送るのなら、既存の保険証をそのまま使えるようにすれば良かった思いますが。違いますかね。281億円もホント膨大なムダ使いとしか思えない。何のためのマイナ保険証一体化だったのかさっぱり解らない。利用者のすれば、微々たる利点しか無いマイナ保険証に、賛成している人がいることなど、さっぱり理解できない。
2、保険証の使いまわしを防ぐためには写真付きの本人確認ができる保険証にする必要がある。国はもっとそのことを国民に広く知らせ、理解を求めるべきであった。現実に社会保険料を納めていない人が何らかの方法で他人の保険証を使うことができてしまえば、それだけきちんと保険料を納めている人たちの負担になってしまう。不正利用による保険制度の疲弊を防ぐためには写真付きの保険証は避けて通れないものだと思う。マスコミは社会保険料の不正支出には目を瞑っているように見えるのだが、なぜそういう観点で報じられないのだろうか。
3、マイナ保険証を使うのはいいが、カードを置いてから、同意事項の項目を選択するのが面倒くさい。事前に設定できないの?カードを置いて、顔認証して終わりなら、使い勝手も上がるのに。保険証の期限があるなら、顔認証が終わり、受付が完了した画面に期限はいつまでとか表示すればいい。
4、導入するメリットがあるということは、莫大なシステム投資・維持費よりも、不正利用の方が大きいんですよね?つまり、全体で見ると社会保障費は削減されるんですよね?強行導入するんだから、結果の検証しだいでは莫大な国費の無駄遣いで責任を取るべきです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c2b13fb6158061c6ac5369f18d04592669e43333,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]