阪神タイガースは8月2日、守護神・岩崎優投手の出場登録を抹消した。岩崎は前日(8月1日)のヤクルト戦(神宮)で9回から登板し、同点打を浴びていた。今季は39試合に登板し、防御率1.66、1勝2敗6ホールド、23セーブと安定した成績を残しており、特に6〜7月は15試合で自責点ゼロと絶好調だった。一方、中日は辻本倫太郎内野手の登録を外した。
彼は前日の広島戦に「2番・二塁」で先発し、7回の守備で本塁への送球が間に合わずに失点。今季は30打数で打率.133と打撃面でも苦戦している。
守護神として防御率1.66、23セーブという圧巻の数字を残してきた岩崎投手の突然の抹消は、冷静に考えても異常だ。1度の救援失敗が原因であれば、それは采配の短絡さを物語る。結果だけで判断する風潮は、チーム全体の士気や選手のメンタルにも悪影響を及ぼす。
問題の本質は、成績だけでなく「一試合単位」での評価に偏重する、短期的視点のマネジメントだ。野球は長丁場の戦いであり、1回の失敗で抹消する采配は信頼構築を壊しかねない。
改善策としては、①信頼ベースの起用方針を明文化する、②抹消理由をファンと共有し透明性を保つ、③短期失敗よりも中長期の貢献度で評価する体制を確立する、ことが急務だ。
「勝てば官軍」の精神は、選手の育成と信頼構築を破壊する。真に強いチームとは、勝ちを支える土台にある「人」を大切にするチームだ。ファンが望んでいるのは、単なる勝敗ではなく、信頼と覚悟ある野球である。
ネットからのコメント
1、こんな風に順番に休ませられるのもチームの層の厚さによるものだし、リリーフ経験のある監督ならではですね。個人タイトル争いには不利かもしれないけど、長い目で見たときに、選手生命を伸ばすことになると思う。リフレッシュして優勝に向けて終盤戦もお願いします。
2、衝撃、というか今年の阪神のよくやる順繰りのリフレッシュでしょ。藤川監督のことはまだ分からないけど、こういった早め早めの打ち手は素晴らしいと思います。岩崎さんが居ない間は石井くんの抑えを試せる、良い期間だ
3、言うても岩崎のここ10年の貢献度は阪神投手の中ではぶっちぎりで1位でしょう。他にも素晴らしいリリーフが育ってきたから岩崎におんぶにだっこしなくても良くなってきた。けどまだまだ岩崎の技術や経験は貴重な戦略です。リフレッシュしてまたここ1番で戻ってきて欲しい
4、全然衝撃じゃない。藤川タイガースの得意なローテーション休養でしょう。先発だけじゃなく方程式も休ませられる余裕があるのが素晴らしいですね。特に岩崎はフレッシュなときの方が力を発揮するイメージなのでゆっくり疲れを取ってもらいたいです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f660be492307e37496189b0a5c6d5bd813ca75c5,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]