事件概要
2023年7月17日から8月3日まで、原宿で「原宿－3℃はじめました。」という涼感体験企画が開催されている。このプロジェクトは、猛暑の中で街全体の気温を3℃下げることを目指し、企業や行政と協力して涼しさを提供している。特に注目すべきは、原宿に20年ぶりに登場した銭湯「小杉湯原宿店・ゆあそび」の存在だ。

高騰する地価と商業施設としての課題を乗り越え、地域と連携した銭湯の再構築を目指しており、企業とのパートナーシップで新たなビジネスモデルを展開している。さらに、地域文化や生活者とのつながりを大切にするという理念で運営されている。

コメント
原宿における小杉湯原宿店の取り組みは、ただの銭湯の運営を超えた挑戦です。都市化が進み、地価が高騰する中で、伝統的な銭湯がこの地にどう存在できるかという問題に立ち向かっています。特に注目すべきは、商業施設における銭湯としての「空気感」の守り方です。企業とのコラボレーションや、日常生活に溶け込んだプロモーションが、新しい形の顧客体験を提供しています。小杉湯が示すのは、ただのビジネスモデルの転換ではなく、地域文化やコミュニティとの結びつきを意識した持続可能な運営方法です。

このような取り組みが広がれば、銭湯文化の未来はさらに明るいものとなるでしょう。

ネットからのコメント

1、パートナー企業がついてくれるのは、原宿だからこそだと思う地方の銭湯では難しいでもこうした文化遺産のようになりつつある、昔からの銭湯を、ルールなど時代に合わせる部分は合わせながら、日本のどこかで残していけるというのは、大切なことだと思う

2、提携企業に取って、経営に余裕がある時はPR費の行き先として考えられるが、長期間の投資となると、成果が見えにくいので継続的な投資が難しいだろう。数年で別の目新しいPRの手段に移っていってしまう可能性がある。立ち上げは良くても維持費が高騰すると考えられる中、次の資金確保の手段は探索し続けないといけないだろう。

3、記事を読み、原宿という土地で、水道代などのコストをかけながらも、銭湯を守ろうとする関根さんの情熱が伝わってきました。「家業」として伝統を守る高円寺店と、「事業」として新しいビジネスモデルに挑戦する原宿店という二つの銭湯文化を、未来につないでいこうとする姿が素晴らしいと感じます。

「なくなってから寂しがるのではなく、残したいと思ってもらえる存在になりたい」という関根さんの心意気がうれしいし、単なる商業施設ではなく、地域の文化や人と人とのつながりを大切にする場として、これからもたくさんの人に愛されつづけてほしいです。

4、この酷暑の中、仕事で歩き回ったときにふと街角に銭湯を見つけて入ったあとのサッパリ感ったら最高でした♪有料でもタオルもあるから手ぶらでも大丈夫。日本人ゆえの感覚かも知れないけど浴槽に浸かるって本当にリラックス出来ます。