奨学金「代理返還」制度の導入企業が増加し、注目されています。2025年の就職活動が後半に差し掛かり、売り手市場が続く中で、企業が新たな福利厚生として奨学金返還を支援する取り組みが急増しています。この制度は、若手社員が奨学金の返済を企業が代理で行うもので、企業には経費として課税優遇があるほか、社員の離職防止にもつながります。
2024年10月に比べて、2025年6月には導入企業数が2587社から3721社に増加しました。特に人手不足の業界での導入が顕著です。今後、制度導入を進める企業が増え、人材確保競争が一層激化する見込みです。
企業の奨学金返還支援制度が急速に広がっている背景には、学生の負担軽減と企業の人材確保戦略がうまく噛み合った結果があります。この制度は、借り入れた奨学金の返済負担を軽減し、企業にとっても優れた福利厚生として活用されており、今後も拡大していくでしょう。しかし、これが一部の企業にとって人材の“囲い込み”となり、企業間競争を加速させている面もあります。学生にとっても、就職先を選ぶ基準の一つとなるのは間違いなく、今後は企業の戦略次第で、より多くの福利厚生が見直され、充実していくでしょう。しかし、この制度の広がりは一面で、若手社員に対する長期的なサポートを提供し、企業の経済的負担が増大するリスクも伴っています。
ネットからのコメント
1、奨学金借りた人にとってはありがたい制度だけど、奨学金借りずに大学に行ったり、既に返還した人にとっては損なので入社しない方が良い会社ですね。原資は売上のはずです。本来なら全員のボーナスや給与に上乗せされる分が、一部の社員にのみ還元されます。一生、他の社員の奨学金を肩代わりさせられるようなものですよね。
2、看護師の場合は、病院が奨学金を出してお礼奉公をすれば返済不要タイプの給付型奨学金が昔から伝統的にありました。(同額給与から差し引かれるタイプもある)この制度のデメリットってやっぱり借金に縛られることだと思います。決して遊廓のように、次々に本人負担の経費があって借金が減らず年季が明けないなんてことはありませんけど。元々新人の離職率がそれなりに高い業種ですが、契約期間内に辞めようとすると、借金を全額一括返済しないといけないところもあります(3年働くべきところを2年で辞めると借りた額全額一括返済を求められる。年ごとでしめて、1/3相当の残額を返済もある)当初の予定通り勤め続けられるかなんて不確かだし、メンタルを病んでるのにお金のことで退職できず、ますます追い詰められることにもなりかねません。
奨学金なしには進学できないのでなければ、安易には借りないほうが良いと思っています。
3、我が家は子どもに足かせを付けなくないので、私名義で銀行の教育ローンにしました。基本的に私が返済しますが、就職したら月に1万でも子どもにも払ってもらうつもりです。奨学金の返済に縛られてやりたい事もできず、結婚にまで影響が出る可能性を考えたら甘いと言われるかもしれないけど、親としてやれる事はやってあげたいです
4、そもそも奨学金借りなくてもいい社会になるべきだろうね。社会や地域が若者を育てないから家庭に丸投げで家計の負担が増えた。そのおかげで少子化まっしぐら。子供3人以上作って全員大学に行かせるのを繰り返させる人生設計なんて考えられるか?よほど良い条件の企業に就職できなければ教育費だけで貧乏になる人生確定だと思う。税金余分に払っているようなものだ。もっと家族の時間を過ごすことやスポーツや趣味を楽しんだりと言った体験にお金をかけたほうが良かったのにね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2e96ac6995d81e3d1fc61e6cb034b2c2d0feb598,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]