事件概要:
日本相撲協会の次期理事長候補とされる二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)の指導する二所ノ関部屋が、風紀の乱れた複数の不祥事に関与していたとの報道が出ている。2022年の九州場所で撮影された動画には、力士が飲酒の果てに、酒瓶を不適切な使用方法で身体に押し込まれるなどの暴力的な行為が記録されており、これを笑いながら見守る他の部屋関係者が確認された。
また、部屋所属の床山Aが未成年にも関わらず飲酒を繰り返していたほか、他の床山から計70万〜80万円の金銭を脅し取っていた事件も明らかになった。親方らの対応は不十分とみられ、二所ノ関親方に対しては相撲協会から厳重注意という結果に留まった。一連の事件は、角界全体の倫理規範や監督責任への疑問を呼び起こしている。

コメント:
二所ノ関部屋における不適切行為は、相撲界の伝統や価値観とは相反するものです。他者を侮辱し、尊厳を踏みにじる姿勢が無批判に許容され、それを改める仕組みがない現状には驚きと失望を禁じ得ません。未成年飲酒や暴行行為、さらに若者をターゲットにした金銭強要事件が同時に起きていることから、部屋内の統制が全く取れていないことは明白です。
本質的な問題は、相撲という伝統的スポーツにおける古い体質と、問題解決を先送りする組織文化にあります。適正な教育体制の構築と、選手や関係者全員を対象とした厳格な倫理および法的準拠確認の体制が必要不可欠です。また、部屋運営を第三者機関が監査することで、問題が再発しないような透明性を確保すべきです。個々の不祥事ではなく、組織全体を俯瞰し改革する姿勢が問われています。これを見過ごすことは、単に一部の問題を放置するに留まらず、相撲界全体の信頼を著しく損なうものです。今必要なのは、体質改善への勇気ある第一歩です。
ネットからのコメント
1、この記事内容が事実という前提で考えると、散々やらかした上で更にやらかすのはもはや角界の構造的な欠陥だと思う。閉鎖的で独自のルールを持つ特殊な世界に閉じこもることで一般的な社会性を身につけず大人になってしまう傾向が看て取れる。構造的欠陥はかつてのジャニーズ事務所に似ており、所属していたタレントから定期的に出てくるスキャンダルや暴力沙汰、違法行為まで共通項が多い。外部に目を向ける風通しの良さはどんな組織にも必要じゃなかろうか。
2、結局変わらないんだよな。相撲界って親方は知らない訳がないし二所ノ関だけじゃないと思う。過去には貴乃花や白鵬の部屋でさえ暴力行為があった!で、二人は結局辞めた。今のところメディアは報道してないけど当然されるでしょ!それが本当なら酷いなんてもんじゃない。親方も責任が問われるよね。
3、この記事が事実なら、二所ノ関親方は協会の役職から外すべきだ。以前にも未成年に飲酒させたことが問題になったが、親方としての資質が欠けているようにしか思えない。確か翔猿も同じようなことをして、週刊誌にすっぼ抜かれたが、もしかしたら相撲界ではこんなことが常態化しているのではないか。中学を出たばっかりの子供たちも親元から離して、預かっているのだから、協会がもっと各部屋に管理・指導すべきだ。協会にも責任があるぞ。
4、>Aが相撲協会から処分を受けて角界追放となった場合、二所ノ関部屋の内情を暴露する恐れがあったからです素行の悪い奴を処分できなければ、相撲界は廃れるし問題を先送りにしてるだけ。風通しのいい部屋にしなければ優秀な人材は入ってこない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/cdc6806ebf977babe6c0b8514de7a48de1d093d2,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]