2025年3月25日、元プロ野球選手の米田哲也氏(87)が兵庫県尼崎市のスーパーマーケットで万引きをし、窃盗容疑で逮捕された。彼が盗んだのは350ミリリットルの缶酎ハイ2本、合計金額は約303円で、声を掛けた店長とのもみ合いを経て逮捕に至った。米田氏は歴代2位の350勝を達成し、19年連続2ケタ勝利という輝かしい経歴を持つ。
しかし近年は家賃500万円を滞納し、生活に苦しんでいた。これで万引きは3回目である。また、名球会メンバーに金銭の無心をしていたことも報じられた。

この事件は米田哲也氏の窮状を強く示しており、彼に対する批判よりも、その背景にある制度的課題に目を向けるべきです。日本のプロ野球界は輝かしいキャリアを築いた選手が人生の晩年に困窮する事態を防ぐために、セカンドキャリアを支援する制度を充実させる必要があるでしょう。一つ目は、リーグや球団が選手の老後資金を管理するプログラムを設けることです。二つ目に、高齢者の元選手に対し職業訓練やパートナーシップを結ぶ企業の紹介を行うことが考えられます。そして三つ目は、引退後の健康管理や生活指導を組み込んだ包括的な支援体制を整えること。これらの改善が行われれば、今回のような悲劇が繰り返されることはなくなるでしょう。
プロ野球界全体が、個々の選手の健やかな未来を考慮することこそが、スポーツ全体の発展につながるのです。
ネットからのコメント
1、>メジャーリーグと比べて、日本のプロ野球は選手らのセカンドキャリアへの保障が不十分であることはよく指摘されるところだ。もちろん、セカンドキャリアへのサポートを球団やプロ野球機構がするのは、当然あっていいし、充実されてしかるべき。ただ、ラグビー元日本代表の福岡さんや東京オリンピック陸上110mハードルの金井さんように、競技を引退したあと、自力でセカンドキャリアとして医学の道を志して、切り開いて進む人もいる。やっぱり、組織からのサポートは、あくまでもセカンドキャリアのための補完的機能や役割であって、一番大事なのは当人の強い目的意識なのかもしれない。
2、NPBの引退後のサポートの問題ではない。記者は野球界に問題提起したいのでしょうが、この方の生き方の問題の話です。米メジャー並みの年金制度があったところで使い果たして、借金は重ねていたと思います。問題提起するなら、もっと別角度から考えないと、間違った方向に世論を誘導することになる。
この方のような浪費家は、生来の性格や育った環境による金銭感覚が影響します。引退した選手が、みんなこうして落ちぶれるかというと、そんなことはなく、しっかり生活されています。この記者の視点は単眼的です。NPBがこの方の引退後の落ちぶれぶりを教材として現役選手に教育するのはいいかもしれません。現役時代から浪費していると引退した後も浪費をやめられず落ちぶれていくと。一度身についた浪費グセは年金があろうがなかろうが、浪費します。あったらあった分だけ使います。
3、引退後にコーチになるにしても”ヨネ・カジコンビ”のもう一方の梶本さんが実に優秀なコーチで長いことやってたから(ヨシノリさんがコーチのモデルにしたくらい)入る余地がなかったよな。それでもオリックスになったときに投手コーチにもなって、監督も確約されてて契約寸前だったのにひっくり返って仰木さんになったんよな。このヒトには違約金が支払われて退いてもらった、と。その判断が”超絶英断”になるんよな。震災起きた年に優勝、なんて絵に描いたようなこと、仰木さんでないとムリだった。
4、現役の時に稼いだお金は、どこにいっちゃったのかね? 貯金なり投資なりしなかったツケがこういう結果になってしまったのかな。350勝も挙げた投手が万引きなんて、あまりに悲しい話だが、この辺がアメリカと日本のプロ野球の差も感じるね。 メジャーなら年金貰えるけど、日本は年金なんてないからね。米田さんの場合、なんの経済対策をやらないで、お金を使いまくって無一文になったのは身から出た錆だが、NPBも、ある程度の年金システムとか、貯金システムを作ればいいと思うけどね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2fc6733d616cb73de3d60c5daf75c096dd984187,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]