2020年1月、大沼百貨店が経営破綻し、日本で初めて百貨店が存在しない県となった山形県は、その後独自の買い物文化を形成しました。山形市圏を中心とした村山地域では、イオンモール天童を始めとする複数の大型ショッピングセンターが開業し、地方特有の車社会の利便性を生かした買い物環境が整備されています。また、インターネット通販の普及によって裁量品は全国どこでも購入可能となり、その一方で地域に密着した食品スーパーが地元の食材を提供するなど、「集約化」と「ローカル愛」を兼ね備えた独自の小売スタイルが展開されています。

都市部の一元化された買い物環境に対して、山形県の地域性を活用した購買環境は一見成功しているかに見えますが、長期的な視点では危惧すべき点が存在します。地元の個人商店が大型モールに駆逐されていく現状は、地方の活気を失わせる側面を否定できません。真の地域活性化のためには、ローカル商店との連携や支援を強化する必要があります。また、地元の文化や特産品を積極的に発信し、観光と連動した地域振興策を公的支援のもとで推進することが重要です。さらに、若者の地元定着を促すための就業支援と生活環境の向上を追求し、人口減少に歯止めをかけるべきです。地方独自の特性を活かした持続可能な発展こそが、真の未来への道筋であると言えるでしょう。
ネットからのコメント
1、都会暮らしと田舎暮らし、両方を経験した立場から言えば、「田舎は意外と便利」である。
ただし、「車があれば」という、条件。(田舎の人にとって「車が無い」などという事態は、想像すらできないほどの事態なので、その条件は、普段はあまり意識されない。高齢化し、免許返納などをしたときに初めて、その不便さを痛感することになる。)正直、都会にも、スーパーはあるし、ドラッグストアもある。シャトレーゼが無いとしても、代わりにコージーコーナーがあったりするし、アイスなら別にスーパーやコンビニでも買える。都会で最も困るのは、ホームセンターが無いこと。郊外に行けばあるが、駅からは異常なほど遠い。頑張って行ったとしても、大きなものを買えば、配送にするしかない。一方、田舎で困るのは、エスニック料理とか、ミニシアター系の映画とか、コンサートが無いこと。こうした「特殊な消費」は、やはり都会に軍配が上がる。
2、イオンに限らず、ショッピングモールって現代の百貨店だと思っています実際、百貨揃っているでしょ、品揃えを見れば。一箇所の建物に来れば何でも買える。消費者の利便性を考えるとこの手の業態自体は、いつの世も有効なんだと言えるかとただその売り方を、昔ならば衣服だろうが電化製品だろうが○○百貨店というブランドで統一した方が安心感がありましたどんなものであっても、三越だから、大丸だから大丈夫、てな感じしかし各専門ブランド名が、どの商品も知れ渡る世になると、その百貨店の総合性が逆に徒になりますその百貨店オリジナル製品ならまだしも、どうせどこかの専門ブランドを百貨店名付けて売っているわけで、なら素直にどこでもユニクロでいいじゃん、という世の中になりました実際、当の百貨店自体がもう有名ブランドの貸店舗屋と化していますわななので百貨店ゼロでも困らないのは、当然だと思いますね
3、地方ですべてを支えるのが車。車が乗れる時代は問題ないが、いずれ免許返納など運転ができない状況になるのは必然。イオンに行く足がなくなり、ホームセンターの広大な駐車場を渡り来ることができなくなり、荷物が重くて買い物を控える。確実にそうなる。家を買うときに重要になるのは「老後そこで暮らせるか?」である。徒歩圏内に公共交通機関(駅等)、病院、スーパー、ドラッグストア、金融機関があるか、それが重要だ。結局のところ、老後住むのは駅周辺がベストとなる。間違っても、郊外の「ぽつんと開拓地」は買わないことだ。
4、地方にはない珍しい商品や高価な商品を頻繁に買う方や、地方では行われない演劇や音楽などのイベントに頻繁に参加したい方にとっては東京のほうが便利だと思う。逆にホームセンターや大型のドラッグストアなど主に郊外にある店舗を頻繁に利用する方には地方のほうが住みやすいでしょう。車の運転を頻繁にする方にとっても、渋滞が少ない分、地方のほうがストレスは少ない。個人的には車の運転が好きで、演劇や音楽などのイベントにも興味がないので地方都市のほうが住みやすいと感じる。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/9605761b26bcb09aa861a2e950fd2c6fe2fd551f,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]