トランプ米大統領の肖像入り1ドル硬貨の製造計画を巡り、米国内で批判が広がっている。トランプ政権下では空港や橋、パスポートなどへの氏名・肖像利用が進み、建国250年記念の250ドル紙幣構想や署名入り新紙幣(今年後半流通予定)も浮上。現職大統領の通貨採用に対し、市民や民主党議員から個人崇拝や権威主義的だとの批判が出ている。

現職大統領の顔を国民が日常的に使う通貨へ刻む発想は、民主主義の象徴である公的制度を個人の宣伝道具へ変える危うい動きだ。問題は一枚の硬貨ではなく、国家の資産や象徴を権力者の名声づくりに利用できる仕組みにある。指導者の功績を称えることと、国家機関を個人ブランド化することは全く違う。防ぐには、①現職政治家の肖像利用を制限する明確な法律の整備、②通貨や公共施設の命名を独立機関で審査する制度、③政治的中立を守るための議会と市民による監視強化が必要だ。
民主主義は指導者の顔を残すことで強くなるのではない。権力者の欲望より制度の尊厳を優先できる社会こそ、本当に守るべき国家の姿である。歴史に残るべきなのは、一人の政治家の肖像ではなく、権力を抑え公正さを守り抜いた市民社会の姿だ。個人への賛美で国家の信用を消費する政治は、民主主義そのものを弱らせるだけである。
ネットからのコメント
1、たった一人の人間が民主主義を独裁に変えられるとは思いもよらなかったが、世界は独裁と民主主義をくり返すと言った人もいたが、あれはそれに相応しいカリスマ性と政治能力をもつ人が現れての事だった。まさかの真逆のようなトランプがやってしまうとはアメリカの民主主義には欠陥があったとしか言いようがない。救いはロシアも中国もこれを機に動けるような状態ではない事だ。数年違っていたら世界の力関係は大きく変わったと思う。最もこれからどうなるのかもわからない。アメリカ人の良識に期待したいところだがアメリカはもう駄目かも知れない。
2、トランプ政権下のアメリカは、民主主義国家でなくなった。他国の独裁政治国家となんら変わらない。
民主主義制度を最大限に利用してトランプ独裁政治を築きつつある。またやっている事はキリスト教の教義に反し、迫害者としての役割を果たしている。良識あるアメリカ人は反トランプ、反共和党の思いで選挙を闘って欲しいものである。
3、イエスマンばかりで回りを固めると歪な政権ができるのは当然であり、硬貨・空港・橋・旅券まで「トランプ崇拝」強要のオンパレードになっている。それでも政権内の反対者は誰一人としておらず、トランプ政権もプーチン政権に似てきたのかなと思う。しかしながら11月の中間選挙では、多分米国民から強烈なしっぺ返しを喰らう事になるだろう。
4、ウォール街の静かな殺し屋と呼ばれ知的派とされるベッセントがトランプを持ち上げる思惑はなんなのだろうか。なんにせよトランプ氏の自尊心をくすぐり、その顔を硬貨にあしらうことに大喜びしている政権をこの世界の誰にも引き摺り下ろすことができない21世紀の不幸。幼稚園児のような世界最大の権力を持った暴君に世界と人類はあと930日も翻弄され迷惑を被ることを覚悟しなければならない理不尽よ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/86dfdeeb7d8d865625f5f53e076602278a774fa3,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]