1987年5月3日、兵庫県西宮市の朝日新聞阪神支局に目出し帽の男が侵入し、散弾銃を発砲。小尻知博記者(29)が死亡、犬飼兵衛記者(42)が重傷を負い、当時25歳の高山顕治氏が唯一の目撃者となった。捜査は続いたが2002年に時効、赤報隊を名乗る一連の計8事件も未解決のまま、03年3月までに公訴時効を迎えた。

一人の記者が命を奪われ、別の記者が深い傷を負った事件が、40年近く経っても真相不明のまま残ることは、社会として決して軽視できない異常な事態だ。言論を守るべき社会で、匿名性や憎悪を隠れ蓑にした暴力が許されれば、自由な発言の土台そのものが崩れる。問題の本質は、単なる過去の犯罪ではなく、思想や感情を理由に他者の命や表現を脅かす行為を防ぎ、責任を追及する仕組みが十分に機能しなかった点にある。今後は、未解決事件への継続的な捜査体制の維持、報道機関や個人を狙った脅迫への迅速な対応、ネット上の匿名攻撃を含む暴力的な扇動への対策強化が必要だ。
声を上げる人を黙らせる社会ではなく、異なる意見を持つ人ほど安全に発言できる社会こそ成熟した社会である。銃や脅迫で相手を消そうとする行為は、正義ではなく、ただの卑劣な逃避にすぎない。
ネットからのコメント
1、襲撃は正当ではないし、犯人も許されないことは大前提だが、「なぜ襲撃されたのか」をこの新聞社が省みることができない限り、まったくもって同情ができない。むしろ大手報道機関なのに、そんなこともできないのかと呆れてしまう。昨今の数字さえ取れれば何でもいいという「報道の自由」を履き違えている連中もそうだが、自由に対しては当然「責任」も当然伴ってくる。その責任部分の自覚が著しく欠如しているように思える。
2、絶対にあってはならない事件だけど、今の報道と国民の価値観の乖離がどんどん大きくなっている現状を見ると、報道に対して強い猜疑心や敵対心を持つ人は多くなってきているなとSNSなどを見ると思います。だからこそ、報道は自分たちの記事を常に後から検証する事が必要だと思うし、記事への信頼度調査も常に行って公表するべきだと思います。
人の評価をするなら、報道への評価も世に問うて改善していくべきでしょう。報道だけはアンタッチャブルな存在でなくてはいけないという傲慢横暴な態度は今の時代世間は受け入れない。
3、犯人の過激な行動を肯定はしないが、社会正義の名の下に筆の暴力で色んな人を傷つけ、時には根拠のないことで国内外を混乱に陥れ、国民感情すら分断し、社会を無茶苦茶にしてきたことは大いに反省すべき点でしょうメディア自らに反省がないと、また同じことの繰り返しですよ
4、引用『おかしいことはおかしい、とみんなが言える社会であってほしい』仰る通り。元首相暗殺のタイミングで『還らない命・幸せ無限大』なんて詩を載せ、別件のことですなどと誤魔化した新聞はおかしい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b391230a6caadd961ee26a0215192ad4acef7f66,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]